先日、「メディアと暴力」([asin:4326601108])という本を読みました。この本は96年の刊行で、テレビについての研究が中心です。言い換えると、ゲームもネットも視野に入っているとは言い難く、少し古いわけですが、テレビの影響について積み重ねられた研究について知るという意味で、非常に面白い本でした。著者の佐々木輝美氏はどちらかというとテレビ番組における何らかの規制を支持する立場のようですが、その佐々木氏にしても、メディアに描かれる暴力と青少年の発達を単純ではない、複雑なものとして捉えており、教育の重要性について多くの文章を費やしているというのが印象的でした。 次に読んでみたのがこの本です。 ゲームと犯罪と子どもたち ――ハーバード大学医学部の大規模調査より 作者:ハーバード大学医学部 ローレンス・カトナー博士,ハーバード大学医学部 シェリル・K・オルソン博士インプレスAmazon 「