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ブックマーク / www.asahi.com (92)

  • 寄生虫でがん診断? 患者の尿のにおい好み、精度95%:朝日新聞デジタル

    寄生虫のアニサキスなどで知られる線虫が、がん患者の尿のにおいを好むことを発見したと、九州大などの研究チームが発表した。早期がんも含め、95%の精度でがんの有無を判定できたという。実用化されれば、がん検診が大幅に簡素化でき、数百円で受けられる可能性がある。論文は11日付の米科学誌「プロスワン」に掲載される。 九大味覚・嗅覚(きゅうかく)センサ研究開発センターの広津崇亮助教らは、生物実験で一般的に使われる体長数ミリの線虫50~100匹を実験皿の中央に置き、皿の隅に人の尿を数滴、垂らす実験を242人分繰り返した。 その結果、線虫は、がんがある24人の尿のうち23人分(95・8%)に近寄り、健康な人の尿218人では207人分(95・0%)で遠ざかった。がんは、胃がんや道がん、前立腺がん、早期発見が難しい膵臓(すいぞう)がんなど、様々だった。遺伝子操作で一部の嗅覚を機能させなくした線虫は、がんがあ

    寄生虫でがん診断? 患者の尿のにおい好み、精度95%:朝日新聞デジタル
    flowersroadside
    flowersroadside 2015/03/12
    寄生虫じゃなくて線虫らしいですよ
  • 娘の介護怠り死なせた疑い 78歳の義母を書類送検:朝日新聞デジタル

    知的障害があり、寝たきりだった義理の長女(当時66)が感染症にかかったのに、必要な治療を受けさせずに死なせたとして、大阪府警は3日、大阪市西成区の無職の女性(78)を保護責任者遺棄致死容疑で書類送検し、発表した。長女は十分な介護を受けていなかったとみられ、死亡時の体重は27・5キロだった。 西成署によると、女性は昨年6月初旬ごろ、自宅の離れで寝たきりの長女の傷口から細菌が入って感染症となったにもかかわらず、治療を受けさせるなどの措置を怠り、同22日に敗血症で死亡させた疑いがある。床ずれで骨の一部が露出していたという。女性は「具合が悪いことは気付いていたが、周囲に知られたくなかった。事は与えていた」と供述している。 長女は女性の夫の実子。夫の生前は母屋で同居して介護していたが、2008年に死亡後、長女は離れに移った。その前から10年ほどは「入浴や着替えをさせていなかった」という。 長女の死

    娘の介護怠り死なせた疑い 78歳の義母を書類送検:朝日新聞デジタル
    flowersroadside
    flowersroadside 2015/03/03
    なにこのやりきれない事件
  • 体外受精「親が3人」の新技術 英で認可審議:朝日新聞デジタル

    重い遺伝性の病気「ミトコンドリア病」を防ぐ目的で、他人の受精卵などを利用する新しい体外受精の技術を認める法案の審議が、英国議会で大詰めを迎えている。成立すれば世界初。子どもに病気が伝わらない効果が期待されるが、夫婦と卵子を提供した女性の3人のDNAを受け継ぐことになり、倫理面や安全面で議論が起きている。 細胞の一つひとつには、核と、核を取り巻く細胞質がある。細胞質の中には、エネルギーのもとになる物質をつくるミトコンドリアという器官が無数にある。DNAは核とミトコンドリアに含まれる。 核DNAは両親のものが子どもに遺伝するが、ミトコンドリアDNAは母親のものだけが引き継がれる。母親のミトコンドリアに異常がある場合、子どもが病気を発症する可能性がある。 英国下院で可決され、上院に送られた法案の体外受精の新技術は、対象をミトコンドリアDNAに異常がある女性に限定。方法は①女性の卵子と夫の精子を体

    体外受精「親が3人」の新技術 英で認可審議:朝日新聞デジタル
  • 空間用虫よけ剤4社に措置命令検討 消費者庁:朝日新聞デジタル

    玄関やベランダで使う空間用虫よけ剤を販売する大手4社に、消費者庁が景品表示法違反(優良誤認)で措置命令を出す検討をしていることが17日分かった。風通しのよい場所では効果が不十分だったという。命令の内容次第で、4社は表示を変えたり再発防止策を講じたりしなければならない可能性がある。 関係者によると、措置命令の対象は大日除虫菊、フマキラー、アース製薬、興和の4社。「虫コナーズ」などの商品名で空間用虫よけ剤を販売している。玄関やベランダに商品をつるしたり置いたりすると、成分が少しずつ蒸発してユスリカやチョウバエを遠ざける仕組み。各社は「簡単虫よけ」などと商品や広告に表示していた。しかし、消費者庁が分析すると風通しがよい場所では成分が空気中に残りにくかったという。

    空間用虫よけ剤4社に措置命令検討 消費者庁:朝日新聞デジタル
    flowersroadside
    flowersroadside 2015/01/17
    普通に考えたら効果あるかどうか怪しいけど、名の知れた企業が出してるんだから効くだろうと思って買ってた人が多そう
  • 講談社、全コミック誌を電子化へ 紙と同時配信:朝日新聞デジタル

    電子書籍時代の格到来に向け、講談社は、全コミック誌を紙と同時に電子版で配信する方針を決めた。コミック誌は一般書に比べて電子化が遅れていたが、「より多くの人に読んでもらうためには必須」と6月までに同社の22誌すべてで踏み切る。 5日に「ヤングマガジン」(紙の発行部数は67万部)、6日に「月刊少年マガジン」(同66万部)、7日に「週刊少年マガジン」(同132万部)を、すでに配信中のコミック誌に加えて一気に電子化する。 コミック誌は制作に時間や人員の余裕がない上、電子化に不安を持つ作家もいたことなどから、電子化が遅れてきた。だが、昨年は、集英社が国内最大のマンガ雑誌「週刊少年ジャンプ」を電子化。いち早く「モーニング」を電子化するなど先行してきた講談社が新年にあたって「次の一手」と踏み切った。 同社のデジタルビジネス局の担当者は「ライバルは他の出版社だけでなく、動画やゲーム。並みいるコンテンツの

    講談社、全コミック誌を電子化へ 紙と同時配信:朝日新聞デジタル
  • 暴れる娘、押さえつけて病院へ 精神疾患、孤立する家族:朝日新聞デジタル

    精神の障害を抱えた三男の暴力に悩み、三男を殺してしまった父親の裁判の記事(12月4日付朝刊)に、多くの反響が寄せられました。「どうにかならなかったのか」「ひとごととは思えない」。そうしたなかで、切実な思いを打ち明ける手紙を寄せてくれた家族に、話をうかがいに行きました。 警察も医師も解決できず 「私たちも、ありとあらゆる苦難とともに生きています。娘を殺さなければ家族の誰かが殺されるか、巻き添えで死ぬことになるのではという恐怖とともに生きてきました」 神奈川県に住む50代の女性は胸の内を打ち明けた。いまは20代になる長女が摂障害を起こしたのは、14歳の時。その後、精神疾患の疑いがある、と医師に告げられた。学校に行けなくなり、入退院を繰り返した。16歳ごろからは暴力がひどくなり、女性に塩酸が原料の洗剤を飲ませようとしたり、夜中にわめいて暴れたりすることも増えた。 「警察に連絡をすると、『またか

    暴れる娘、押さえつけて病院へ 精神疾患、孤立する家族:朝日新聞デジタル
  • 児童ポルノをリツイートした疑いで書類送検 全国初:朝日新聞デジタル

    ツイッター上に投稿された児童のわいせつな画像をリツイート(転載)し、不特定多数の人が見られる状態にしたとして、神奈川県警と熊県警の合同捜査部は21日、大阪府の配送業の男(52)を児童買春・児童ポルノ法違反などの容疑で書類送検し、発表した。同じ画像をリツイートしたとして、少年(14)についても同法違反の非行内容で児童相談所に通告した。 神奈川県警によると、児童ポルノ画像をツイッター上に投稿した疑いでの立件は過去に例があるが、他人の投稿内容を転載した疑いがある者まで立件したのは、全国で初めてという。 この画像を最初にツイッター上に投稿したとして、横浜市の無職の男(23)も同法違反の容疑で書類送検された。今年3月、自宅でツイッター上に児童ポルノ画像1点を投稿した疑いがある。 大阪府の男らほかの2人は、この画像をリツイートし、不特定多数のネット利用者に見せた疑いがある。3人とも容疑を認め、「フ

  • 3歳女児に食事与えず死亡させた疑い 両親を逮捕 大阪:朝日新聞デジタル

    3歳の長女に十分な事を与えず、衰弱させて殺害したとして、大阪府警は20日、養父で大阪府茨木市西河原北町の大工、岸友希(ゆうき)容疑者(22)と19歳の母親を殺人容疑で逮捕し、発表した。死亡時の体重は同年齢の健常児の平均15キロの半分近い8キロだったという。 死亡したのは長女の沙弥音(さやね)ちゃん。捜査1課によると、両親は今年2月以降、十分な事を与えず、放置して衰弱させて殺害した疑いがある。府警によると、6月15日、自宅の浴室で倒れているのに気づいた岸容疑者が119番通報し、病院に搬送されたが死亡が確認された。司法解剖の結果、死因は低栄養だった。 岸容疑者は「殺そうとしていない。亡くなる数日前からやせ細った。親として責任はあるが、虐待はしていない」、母親は「事は1日3度与えていたが、好き嫌いが激しかった」と否認しているという。 司法解剖の結果、沙弥音ちゃんの腸にはアルミはくやロ

  • 戦前のわいせつ写真、ネット販売容疑 83歳男を逮捕:朝日新聞デジタル

    戦前に撮影されたとみられるわいせつな写真をインターネットオークションで売ったなどとして、警視庁は、東京都大田区西糀谷3丁目、無職柴田康(やすじ)容疑者(83)をわいせつ図画頒布などの疑いで逮捕し、18日発表した。「生活費の足しにしたかった」と容疑を認めているという。 蒲田署によると、柴田容疑者は16日、農作業着姿の男女の性行為などの写真18枚を販売目的で自宅で持っていた疑いがある。このうちの1枚を含む写真3枚をデジタルカメラで接写し、印刷したものを3400円で埼玉県内の60代男性に4月にネットオークションで売った疑いもある。 柴田容疑者はこれらの写真を骨董(こっとう)市で購入し、複写したものを2010年1月から今月にかけて約300人に計約60万円で売った、と署はみている。

    flowersroadside
    flowersroadside 2014/11/18
    うわー見たい
  • 中2自殺、継父が女性用下着を着せ撮影か 西東京の事件:朝日新聞デジタル

    東京都西東京市の中学2年の男子生徒(14)が継父の虐待で自殺に追い込まれたとされる事件で、生徒が女性用下着を着せられた画像が見つかっていたことが警視庁への取材でわかった。同庁は継父の村山彰容疑者(41)=自殺教唆容疑で再逮捕=が着せたとみており、自殺との関連を調べる。 捜査1課によると、画像は今年に入って携帯電話で撮影されたもので、記録媒体に残っていた。虐待は昨年4月ごろから始まったとみられ、村山容疑者は今年6月ごろ、「息がくさいから、自分と話す時はマスクをしろ」と命令。7月29日には「24時間以内に首でもつって死んでくれ」と言い、生徒は翌日、自宅で首をつって自殺したという。

  • 児相幹部、電話相談「放っておけ」 佐世保高1殺害事件:朝日新聞デジタル

    長崎県佐世保市の同級生殺害事件の殺人容疑で逮捕された少女(16)=鑑定留置中=について、診察した精神科医が事件前、「人を殺しかねない」と県佐世保こども・女性・障害者支援センター(児童相談所)に電話した際、センターの幹部職員が「病院からの丸投げは放っておけ」という趣旨の発言をしていたことが関係者への取材でわかった。この幹部職員は事件後、部下へのパワーハラスメントで処分も受けていた。 県の調査によると、精神科医から児童相談所に電話で相談があったのは事件の約1カ月半前の6月10日。少女については匿名だったが、精神科医は自分の氏名は名乗った。 関係者によると、幹部職員は自治体や病院などの外部機関からの相談を受ける部署に所属。電話を受けた10日は不在で、電話内容は翌日に報告を受けた。その際、「病院からの丸投げを受ける必要はない」との趣旨の発言をしたという。 電話の内容は幹部職員の上司にあたる所長にも

  • エボラ感染「ずれた眼鏡を上げた時に」 回復の看護師:朝日新聞デジタル

    西アフリカのリベリアで患者の手当て中にエボラ出血熱に感染し、その後、現地で回復したギニア人の女性看護師が20日、滞在中のスペインで会見し、自ら感染した経緯や感染拡大の背景について語った。 スペイン部を置くカトリック系団体のシスターでもある看護師パシエンシア・メルガルさん(47)は、リベリアの首都モンロビアの病院でエボラ患者の手当てに従事していた8月、自らも感染・発症した。 この病院では7月以降、エボラ患者が急増。メルガルさんは、高い気温の中で患者の手当て中、汗でずり落ちてきた眼鏡を押し上げようと、手袋をした手で顔に触れた。「あのとき目や鼻から感染したと思う。当時は看護師も患者に直接触れてはいけないという程度の知識しかなく、身を守ろうにも十分な装備がなかった」と振り返った。 メルガルさんは1週間の自宅療… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは

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  • 死の直前に撮った噴煙、妻が公開「命がけの写真だから」:朝日新聞デジタル

    1人で御嶽山を登山中、噴石に当たって亡くなった長野県池田町の野口泉水(いずみ)さん(59)は、死の直前まで、入道雲のように広がる灰色の噴煙を撮影していた。弘美さんが3日、遺体とともに戻ってきたカメラの写真を公開した。 山頂付近の噴煙の様子が写っていたのは4枚。逃げ惑う登山者の姿も写っていた。 野口さんは、近所でウオーキングを始めた弘美さんに登山を勧めた。景色のよい美ケ原高原、北アルプスの五竜岳。昨年から2人で登ってきた。この日は仕事の休みが合わなかった。 弘美さんは「噴火の写真なんか撮っていないで逃げてほしかった。でも、命がけで撮った迫力ある写真だから、みんなに見てもらいたい」。 建設会社でダムや道路建設の現場責任者をしていた野口さん。上司は「面倒見がよく、どんな人からも慕われた」。昨年は地元自治会の班長も務めた。 紅葉で色づく木々や足元に咲く白い草花……。カメラには御嶽山の自然を写した

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  • 高2「しつけ厳しく」…虐待通報も 母と祖母殺害容疑:朝日新聞デジタル

    北海道南幌町(なんぽろちょう)の住宅で、高校2年の女子生徒(17)が母親(47)と祖母(71)を殺害したとして逮捕された事件で、この女子生徒が調べに対して「しつけが厳しく、今の状況から逃れたかった」と話していることが、捜査関係者への取材で分かった。道警は、しつけをめぐるトラブルが事件につながった可能性があるとみて調べている。 道警によると、1日未明、母は1階、祖母は2階の寝室で寝間着姿で血を流して倒れているのを発見された。道警は2日、司法解剖の結果、2人とも死因は出血性ショックだったと発表。凶器は台所の包丁で、母は首や背中に傷があり、祖母は頭や胸などに多数の傷があったという。 近くの住民らによると、女子生徒は子どものころから、主に自宅敷地内の離れで暮らし、よく庭の草むしりや雪かきをしていた。祖母は「厳しくしないと教育にならない」と言っていたという。 道岩見沢児童相談所によると、女子生徒が幼

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  • DV避難女性への郵便、夫に誤って送る 埼玉りそな銀行:朝日新聞デジタル

    夫の家庭内暴力(DV)から逃れて転居していた50代女性への郵便物を、埼玉りそな銀行(店・さいたま市)が誤って、夫のいる埼玉県内の元の自宅に送っていたことがわかった。夫は郵便物に書かれた銀行の支店名から、避難先の自治体を特定。女性は仕事を辞めて、再び転居した。 銀行は女性に謝罪し、引っ越し代などを補償。取材に対して手続きのミスを認め、「行内で周知し、再発を防止する」と答えた。 女性などによると、女性はシェルターに一時避難した後、今年5月に小学生の長女とともに埼玉県北部に転居。7月初めに家賃支払いなどのため、地元の同行支店で口座を開設した。この際、窓口で「DV被害から避難している」と説明し、夫が暮らす住民票上の自宅住所には郵便物を送らないよう依頼した。 だが支店は、口座開設後に顧客に送る案内状を自宅住所に送付。それを見た夫が7月27日、女性の携帯電話に「○○市にいるのか」と電話をかけてきたと

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  • 首ひねる独自マッサージ後乳児死亡 NPO代表任意聴取:朝日新聞デジタル

    大阪市内で今年6月、乳幼児向けのマッサージを提唱しているNPO法人の代表から施術を受けた乳児が、施術中に意識不明になり、死亡していたことが捜査関係者への取材でわかった。大阪府警は遺体を司法解剖し、代表らから任意で事情を聴くなどして死亡の経緯を慎重に調べている。 捜査関係者によると、6月2日、生後4カ月の男児が大阪市淀川区の事務所内で代表の女性からマッサージを受けた。女性は男児を床にうつぶせに寝かせて首をひねったり、ひざの上に乗せて首をもんだりしていたが、施術中に男児の呼吸が止まり、スタッフが119番通報したという。病院に救急搬送されたが、6日後の同8日に死亡した。 府警は病院から連絡を受けて捜査を開始。遺体を司法解剖した結果、死因は脳に酸素が十分に行き渡らなくなる低酸素脳症による多臓器不全だったという。 NPO法人の理事の男性は取材に対し、昨年も代表の施術を受けた幼児が死亡したことを明らか

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  • 虐待されても「まま、かわいそう」 母親「一生背負う」:朝日新聞デジタル

    「お茶やってけよー」 ばあば(曽祖母)の口ぶりをまねては、道行く人に話しかけた。「あーこは、人の輪に入るのがうまかった」。茨城県の実家で5歳まで育てた祖父(59)は思い出す。 元夫の暴力から逃れて一時、実家に戻った娘の行恵被告(32)は居着かず、出て行った。居所の定まらない娘では養育できないと思い、孫を預かった。生後10カ月。ハイハイもできなかった。祖父は右腕を枕代わりに毎日寝かしつけた。 4歳で保育園に入り、平仮名の練習を始めた。「じいじに」と書いた手紙を何通もくれた。苦手だった「あ」の字を覚えると、大好物のオムライスに「あいり」とケチャップで得意げに書いてみせた。 保育園で他の親子を見るうち、月に1度会う程度の母への恋しさを募らせた。「ママと一緒に暮らしたい」。2011年6月、行恵被告が連れ出した。「行恵がやっと育てる気になった。実の親と暮らすのに、引き留める理由はない」。祖父は寂しさ

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  • 無戸籍20年、学校に一度も通えず 夜間中学で再出発:朝日新聞デジタル

    7年前の夏、埼玉県鳩ケ谷市(現・川口市)の市立教育研究所長だった宮原重則(70)は、研究所の一室に当時21歳の男性を迎えた。 男性は出生後も親が戸籍を作らず、学校に一度も通ったことがなかった。元小学校長の宮原は男性に中卒程度の学力をつけようと、週2~3回のマンツーマン授業を始めたが、のっけから途方に暮れた。 ひらがなや数字は少し書けたが「8」は団子二つ、「6」のなぞり方は逆。足し算引き算は両手指で数えた。宿題を出してもやってこない。問題がわからないと身を硬くしてじっとした。「固まるのが彼の最大の武器だった」。どう教えればいいのかわからなかったという。 男性は20歳まで家族以外に知られることなく生きてきた。存在を知られたのは、自身が犯した事件がきっかけだった。 2006年10月、男性はスーパーでの窃盗などの容疑で逮捕された。警察の調べで住民登録をしていなかったことが判明。同居の母親に照会する

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  • 知人から預かった女児を殺害した疑い 18歳少女逮捕:朝日新聞デジタル

    東京都渋谷区のマンションで昨年11月、知人女性から預かった生後3カ月の女児の首を絞めて殺したとして、警視庁は、長野市の無職少女(18)を殺人の疑いで逮捕し、26日発表した。「殺すようなことはしていない」と容疑を否認しているという。 少年事件課によると、少女は昨年11月1日、マンションの部屋で、女児の首をひものようなもので絞めて殺した疑いがある。少女と女児の母親(21)は知り合い。昨夏からこの部屋で別の少女(18)を含む計4人で同居していた。 少女2人は、外出の多い母親に代わって女児の面倒をみていた。昨年11月、夜泣きをした女児の口を手でふさぐなどしたとして暴行容疑で逮捕され、少年院に入っていた。

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  • 脊髄の損傷を迂回、腕からの信号で歩けた 人工回路開発:朝日新聞デジタル

    脊髄(せきずい)損傷で足が不自由な患者らの治療につなげようと、損傷部分を迂回(うかい)する人工回路を開発して、脳からの電気信号を伝える研究を続ける生理学研究所(愛知県岡崎市)が、手の動きを足に連動させて動かすことができる新たな人工回路を開発し、発表した。 13日付の米科学誌「ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス」(電子版)に掲載された。 同研究所の西村幸男准教授(42)によると、脳からの信号を伝える脊髄が傷つくと、腰にある歩行中枢とのつながりが途絶え、歩行障害や下半身マヒが起きることがある。 西村准教授らは昨年4月、首周辺の脊髄の損傷部分を迂回して手を動かす人工回路をサルを使った実証実験で成功させたと発表したが、今回の実験は、胸の辺りの脊髄を損傷し、足は動かないが手は動かせる想定の健常者で実施した。 従来の研究では電気信号を解読するために電極を埋め込むなどの手術が必要だったが、今回は手術な

    脊髄の損傷を迂回、腕からの信号で歩けた 人工回路開発:朝日新聞デジタル