自分で仕事をしながら感じるのは、 全ての仕事は上司から指示を受けたものであって、それ以外は存在しない 全ての仕事は自分で決めてやったことであって、それ以外は存在しない という一見矛盾するような二つの命題が、全く矛盾せずに同居しているということだ。そしてこれが同居していないと、会社組織の中で仕事をする上で危ういのではないかと感じている。全ての仕事は「人に指示されてやっているもの」なのに「人に言われてやっているわけじゃない」。それが全く不思議にも思われずに成立するのは、視点が違うからだ。前者は建前方向から眺めた言い方で、後者は実態方向から眺めた言い方になっている。どちらか一方では不十分で、両方の視点が揃わないと十分だとは言えないと感じている。 「上司から指示を受けていない仕事は存在しない」というのは、課長→係長→チームリーダー→担当者、という指示系統があり、この階層の順に権限が粒度を変えて委譲