先月までは80年代のマンガについて考えていたのだが、いろんな事情が重なって90年代、とくに90年代前半のマンガ全体について考える必要を感じたので、80年代はいったん放り出して90年代のマンガについてちょいと頭を巡らせたが、それを自分で考え出すとすごく面倒な作業になるなとすぐに気づいたので今はそういうアプローチでモノを考えるのは止めにした。しかし、タイミング的にはベストのだと思うのでいつかゆっくり考えてみたいな。80年代について考えるのが終わるころには。 で、話は前後するが80年代についてはずいぶん長きにわたって考えていたのだが、さしあたって先月から今月にかけて読んでいたのは北斗の拳だった。僕が80年代の、特にジャンプのマンガについて読む際にはもっぱら「戦う理由」ばかりを注視している。今さら言うまでもないが、それは90年代にまでずっと連なり、ついには9.11以降などと呼ばれる現在において「物