日本IBMが、クラウド環境を利用できるようにする新サービス「クラウドバースト」を7月に発表した。具体的な製品を交えた分かりやすいサービスだ。一方で、国産ベンダーの発表内容はいまひとつだ。 以前、「クラウドコンピューティング」は、訳の分からない言葉になってしまったと書いた。その後、日本のコンピュータベンダー各社が自社のクラウド戦略を続々と発表したが、それで余計に分からなくなってきた。 そんな中で、最も分かりやすい発表をしたのが日本IBMだ。 クラウドバースト 日本IBMは7月14日、データセンターなどにおいて設置から数日でクラウド環境を利用できるようにする新サービス「IBM CloudBurst(クラウドバースト) V1.1」を発表した。他社と大きく違うのは、初めて目に見える「モノ」を見せたことだ。これまで、クラウドに関する各社の発表は何かと理念先行だった。 CloudBurst V1.1は