前回記事:ドメイン駆動設計のメリットと始め方 ~ 1章「DDDへの誘い」 「ドメイン」と「境界づけられたコンテキスト」の全体像 それでは、DDDにおける主要概念である「ドメイン」と「境界づけられたコンテキスト」について紹介していきます。広義の意味での「ドメイン」は「チームが取り組んでいる事業全体」を表します。このドメインの全体像が下図となります。 コアドメイン、サブドメイン、境界づけられたコンテキストの全体像 広義のドメインには「分析対象となる問題領域」と「事業課題の改善に取り組む解決領域」が含まれています。そして、分析対象となる問題領域が「ドメイン」であり、その問題や課題に取り組む解決領域が「境界づけられたコンテキスト」となります。 具体的な例は本稿の後半で紹介しますが、まずはビジネス課題を表す「ドメイン」と、その課題をソフトウェアにて解決する「境界づけられたコンテキスト」が存在すること
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