【クライストチャーチ共同】オーストラリア政府は20日までに、同国北部沖にある世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフの島に生息していたネズミの一種が絶滅したと発表した。地元メディアによると、海面上昇で島が浸水して生息地が奪われたのが原因とみられており、研究者は地球温暖化の影響で絶滅が確認された初めての哺乳類だとしている。 ネズミは「ブランブルケイ・メロミス」。生息地の島は面積約5ヘクタール、海抜約3メートルで気候変動の影響を受けやすく、海面上昇により繰り返し浸水していたという。 以前は数十匹が生息しているとみられていたが、数年前から確認されなくなった。