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ブックマーク / xtech.nikkei.com (48)

  • ベンダーとIT部門がぶち切れた“仕打ち”の理由

    「素晴らしいご提案ですね」と、ある製造業のシステム部長は唸った。その企業はグローバル展開の強化に向けて、SCM(サプライチェーン管理)関連で新たなシステムを導入しようとしていた。この分野でのシステム構築に多くの実績があるSIerに提案を依頼したところ、このSIerはまさに唸るような提案を出してきたのだ・・・。 あらかじめ断っておく、これから始まる“悲劇”は実話ではない。ただし架空の話でもない。複数のITベンダーの営業担当者やユーザー企業のシステム部長らから聞いた話を基に組み立てたストーリーである。だが、ここまで劇的な展開ではないとしても、特に大企業がやってしまう“人でなしの所業”とその結果生じるトラブルには思い当たる読者も多いはずだ。 さて、この製造業のシステム部長がSIerの提案を評価したのは、単にその内容が素晴らしいからだけではなかった。彼らが2カ月かけて経営層や事業部門に対して行った

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    fnobu 2014/04/15
  • 汎用ハード/OSSでスイッチを構築、CTCがソフト「Cumulus Linux」を国内販売

    伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2014年2月13日、コモディティ(汎用)技術で作られているネットワークスイッチのハードウエアである“ベアメタルスイッチ”の上で動作する、LinuxベースのネットワークOSソフト「Cumulus Linux」(写真)を発表、同日販売を開始した。データセンター向けのハードウエアを標準化/オープンソース化するのが狙い。開発会社は米Cumulus Networks。 使用料は、年額制のサブスクリプション(購読)形式をとる。最小構成時の価格は、1スイッチ当たり10万円から。現状ではOSのみのライセンス販売となり、別途スイッチのハードウエアが必要になるが、2014年春にはCTCがスイッチのハードウエア込みでユーザー企業やデータセンターに提供する予定。売上目標は、関連製品や導入支援サービスを含めて、3年間で20億円。 Cumulus Linuxは、Debianベ

    汎用ハード/OSSでスイッチを構築、CTCがソフト「Cumulus Linux」を国内販売
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    fnobu 2014/02/14
  • 水面下で重要な“変化”が──呼称「マイナンバー」完全復活、自治体システムはクラウド化へ

    2013年末から2014年2月初めにかけて、社会保障と税に関わる番号制度、いわゆるマイナンバー制度に関して、水面下で重要な“変化”が起こった。マイナンバー対応を踏まえた新年度予算案や特定個人情報保護委員会の設置のように、現時点で政府機関から一般向けに明示的な発表があったわけではない。だが、インパクトはそれらに匹敵するものだ。 呼称「マイナンバー」が政府文書に“復活” 変化の一つは、「マイナンバー」という呼称が政府文書に1年弱ぶりに復活したこと。さらに、今後の政府の広報活動にも、全面的に用いられることになった。 すでに内閣官房社会保障改革担当室は、「『マイナンバー』ロゴマークデザイン作成業務」の企画競争を2月6日付で公告。ロゴマークは、絵柄(シンボルマーク)とロゴタイプ(装飾された文字)を組み合わせたものとし、ロゴタイプに使用する語句を「マイナンバー」とすることと仕様書に明記した。マークは政

    水面下で重要な“変化”が──呼称「マイナンバー」完全復活、自治体システムはクラウド化へ
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    fnobu 2014/02/14
  • SEの達成感を伝えたくて「なれる!SE」を書いています、キャラには原型の人がいますよ

    IT業界にいたのは10年ほどです。最初は金融系のSIer(システムインテグレータ)に就職しました。ある金融機関のメインフレーム保守担当として、COBOLのプログラムを書いていました。 ただ、その顧客企業に特有の業務にばかり詳しくなってしまい、「技術者としてつぶしがきかなくなる」と感じたため、2~3年後に第2新卒でベンチャー企業に転職したんです。 その後は、外資系IT企業などいくつかの企業を転々としました。その間に、UNIXやLinuxなどのITインフラ、データベース、ネットワーク、アプリケーション開発など広範に体験させてもらいまいた。その後、いつのまにかラノベ作家になっていました。 いやいやいや、いつのまにかということはないでしょう。どのようなきっかけで作家に転向したんでしょうか。 実は、勤めていた外資系企業が、円高などの環境変化で受注が減り、社内で仕事がなくなってしまいまして……。時間が

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    fnobu 2014/02/04
  • ヤマトホールディングスが大型物流拠点「厚木ゲートウェイ」稼働、「即日配送競争に勝つ!」

    ヤマトホールディングスは2013年8月11日、延べ床面積約9万m2の大型物流拠点「厚木ゲートウェイ(神奈川県愛川町)」を稼働させた。関東、関西、中京の大都市圏同士で即日配送ができるインフラの一環。即日配送体制の整備を急ぐネット通販などのニーズに応える。 13日に催したメディア向けの見学会では、即日配送を可能にする最新のマテリアルハンドリング(マテハン)機器などの設備を公開した。目玉の1つは、入庫した荷物をリアルタイムで仕分けする「クロスベルトソーター」。トラックで運び込んだ荷物をコンベアに載せると、スキャナーで仕向け先のラベルを読み取り、コンベア上で仕分けする(写真1、写真2)。 コンベアは1057個の「セル」と呼ぶユニットで構成されており、それぞれに荷物が1個ずつ載る(写真3)。各トラックから運び込まれた荷物がコンベア上で合流したり、仕向け先別に分岐したりする際には、セルの方向を変えるこ

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    fnobu 2013/08/14
  • 「数百万円で制作したアプリが数億円の売り上げ貢献」、ドミノ・ピザのマーケティング部長

    「今や、宅配ピザはおいしさだけでは競合他社と勝負できない。オンラインで売る場合はなおさらだ」---。2013年7月25日、都内で開催されたイベント「MOBILE & SOCIAL WEEK 2013」に、ドミノ・ピザ・ジャパン 執行役員マーケティング部長の池田健二氏(写真)が登壇。同社が自社ECサイトや注文アプリなどをプラットフォームとして実施しているオンラインマーケティングの事例を紹介した。 池田氏によると、現在、同社の宅配ピザの全オーダーのうち、約50%がPCサイトやスマートフォンサイト、携帯電話サイトからのオンラインオーダーだ。ここ1年ではスマートフォンからのオンライン注文が増加。2011年度には全体の7%程度だったスマートフォンからのオンラインオーダーの比率は、2012年度には17.6%になり、現在は20%を超えた。オンラインオーダー全体の割合は「将来的には70~80%になるだろう

    「数百万円で制作したアプリが数億円の売り上げ貢献」、ドミノ・ピザのマーケティング部長
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    fnobu 2013/07/27
  • NTT東日本がBフレッツを光ネクストに移行、14年度中に完了

    NTT東日は2013年7月25日、既存のBフレッツサービスのうち「ハイパーファミリータイプ」「マンションタイプ」を、順次NGN(次世代ネットワーク)を利用した「フレッツ 光ネクスト」に移行すると発表した。移行後は、これまでBフレッツで利用できなかったIPv6インターネット接続が可能になる。 フレッツ 光ネクストへの移行は2013年度の第4四半期以降に開始し、2014年度中に完了する。移行にあたって既存ユーザーに申込みや工事などの手続きは必要なく、通信が止まることもないとしている。実施時期や実施エリアの詳細は別途公式ページに掲載する予定である。 移行後にIPv6インターネット接続やフレッツ・v6オプションの利用を開始する場合、利用中のホームゲートウエイによっては交換が必要となる場合もある。なおBフレッツのビジネスタイプ、ベーシックタイプ、ニューファミリータイプは移行せず、引き続き提供を続け

    NTT東日本がBフレッツを光ネクストに移行、14年度中に完了
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    fnobu 2013/07/26
  • [特報]ANA、新基幹システムでNTTデータと成果報酬型契約を締結

    全日空輸(ANA)が、貨物事業向けの新基幹システムでNTTデータと成果報酬型の契約を結んでいることが分かった。新システムは、貨物の予約や搬入、積載など一連の中核業務を支援するもので、2013年3月に稼働している。 ANAは新システムの月額利用料金をNTTデータに支払っている。システム利用料金は、ANAが取り扱った貨物量(貨物の搭載重量)に応じて変わる。 「業績に応じてITコストを変動費化させるため、成果報酬型契約を結んだ。『事業が好調で払える時には多く、払えない時には少なく』ということ」。ANAの後藤孝宏業務プロセス改革室ITサービス推進部主席部員はこう説明する。従来型の契約を結んだ場合、数億円のシステム構築費用がかかったもようだが、ANAはこの初期費用をゼロにした。 「システム構築費用は工数に基づく料金をいただくのが基だが、事業環境の変化が激しく、ITコストの変動費化を望む場合は、成

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    fnobu 2013/07/05
  • 「パズルを解いて量子コンピューター研究に貢献」、NIIがゲームを公開

    国立情報学研究所(NII)は2013年5月28日、ゲーム形式で量子コンピューターの研究を進めるためのWebアプリケーション「meQuanics」(メカニクス)を公開した。量子コンピューターの回路をパズルで表現。特別な知識を持たないユーザーでも、パズルを解くことで、量子コンピューター研究の重要課題である「量子回路の最適化」に貢献できる。 meQuanicsは、量子コンピューターを積んだ船を操作するという設定のゲーム。量子回路を示すパズルのサイズを小さくできれば、船の速度が向上する。「ゲームは量子力学に基づいて作られているが、ゲームをする人にはそれは見えないような作りになっている」(NII 情報学プリンシプル科学研究系の根香絵教授)。ルールに沿ってパズルを動かす操作が、実はそのまま、量子回路の最適化という難題に取り組んでいることになるという仕掛けだ。 「量子回路を最適化すると、量子コンピュー

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    fnobu 2013/05/29
  • さくらインターネット、分散ストレージサービスを今秋に開始へ

    さくらインターネットは2013年秋に、分散ストレージサービスを開始する。同社の田中邦裕社長が、インテルが2013年5月22日に開催した記者説明会に登壇して明らかにした(写真1)。分散ストレージソフトにはインテルが出資する米アンプリデータの「Amplidata」を、ハードウエアにはインテルのCPUを搭載したPCサーバーを使用する。サービスはさくらインターネットの「石狩データセンター」から提供する。 さくらインターネットの田中社長は、同社の分散ストレージサービスについて「『Amazon S3』に相当するもの」と述べ、「さくらのクラウド」で仮想マシンを利用するユーザーが、データのアーカイブや仮想マシンのバックアップに使用するものになると説明した。 また分散ストレージは、さくらインターネット自身も使用する。「当社では現在、サーバーログが1日で1テラバイト増えている。そのためサーバーログは、半年で消

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    fnobu 2013/05/23
  • OSS統合監視ツールZabbixが日本法人設立、サポートを強化

    写真●左から、駐日ラトビア大使 Peteris Vaivars氏、Zabbix 創設者兼CEO Alexei Vladishev氏、Zabbix Japan 代表 寺島広大氏 オープンソースの統合監視ツールZabbixを開発するラトビアZabbixは2012年10月3日、日法人Zabbix Japanを設立すると発表した。Zabbix Japanの代表には、日のコミュニティZABBIX-JPの創設者で現在Zabbixに勤務する、寺島広大氏が就任する。 Zabbixはオープンソースソフトウエア(OSS)として配布されている統合監視ツール。エージェントによる管理と、SSHによるエージェントレス監視の両方が可能。ODBCを利用したデータベース管理システムの監視も可能。スクリプトを記述することで、カスタマイズした監視もできる。LinuxWindows、SolarisやHP-UXなど様々なOS

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    fnobu 2012/10/04
  • 本当はすごい「Windowsの互換性維持」

    Microsoft Application Compatibility Toolkit 4.1」に含まれる「Compatibility Administrator」 マイクロソフトは4月26日,2週間前に出したばかりのセキュリティ更新プログラム(MS06-015,KB908531)をリリースし直した。当初のパッチを適用すると,日ヒューレット・パッカード(HP)やNVIDIAが提供するソフトウエアで不具合が発生した。マイクロソフトはこの問題に対処するために,パッチをリリースし直したのである。 MS06-015のパッチは主に,エクスプローラのセキュリティぜい弱性を修正するためのものである。ただし,パッチを適用すると,エクスプローラ上でユーザーによって起動されたプログラムを検証する「Verclsid.exe」というプログラムがOSに追加された。 このVerclsid.exeと,HPやNVID

    本当はすごい「Windowsの互換性維持」
  • Amazon EC2が1時間1円台で使える「Microインスタンス」提供開始

    Amazon Web Servicesは2010年9月9日、IaaS(Infrastructure as a Service)「Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」において、1時間当たり1円台の料金で利用できる「Microインスタンス」を追加したと発表した。OSがLinux/UNIXの場合は1時間当たり2セント(約1.7円)、Windowsの場合は1時間当たり3セント(約2.5円)となる。 仮想マシンのスペックはプロセッサが1ECU 、主記憶容量は613Mバイト。内蔵ディスクは持たず、Amazon EC2のストレージオプション「Amazon Elastic Block Store(EBS)」を別途契約する必要がある。ECUは「EC2 Compute Unit」の略で、Amazon EC2でのプロセッサ処理能力の目安。1ECUでOpteronまたはXeonプ

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    fnobu 2010/09/10
  • ネイティブ接続事業者3社、IPv6とIPv4の共存に向けた技術検証を開始

    BBIX、インターネットマルチフィード、日インターネットエクスチェンジ(JPIX)は2010年8月31日、IPv6ネットワーク上にIPv4パケットを流すための技術について、3社で共通した方式の採用を検討すると発表した。IIJイノベーションインスティテュート(IIJ-II)の協力を得て、9月から来年3月にかけて技術検証を実施する。 現在、IETF(Internet Engineering Task Force )にインターネットドラフトとして提案されているSAM(Stateless Address Mapping)と呼ばれる技術をベースに検証を進めるという。 3社がこうした技術検証を開始した背景には、IPv4グローバルアドレスの枯渇と、2011年4月以降に始まるNTT東西地域会社(NTT東西)のNGN(次世代ネットワーク)上でのIPv6インターネット接続サービスがある。この3社は、NGN上

    ネイティブ接続事業者3社、IPv6とIPv4の共存に向けた技術検証を開始
  • 経産省がクラウド政策、基盤や制度を整備し40兆円市場創出へ、OSS推進フォーラムとも連携

    経済産業省は2010年8月16日、「クラウドコンピューティングと日の競争力に関する研究会」報告書を公開した。報告書に基づきクラウドに関する(1)基盤整備、(2)制度整備、(3)イノベーション支援の3つを柱とする政策を進めるとしている。 同研究会は、慶應義塾大学 環境情報学部教授 村井純氏を委員長として、2009年7月よりクラウドコンピューティングにおける日の競争力強化のために取り組むべき課題を検討していた。 「2020年までに累計40兆円超の新市場創出」 報告書では「クラウドコンピューティングを活用した新サービスの創造やグローバルマーケットの獲得は、2020年までに累計40兆円超の新市場創出につながるものと期待される」としている。センサー情報や行動履歴などを活用した需要発掘や新サービス創造などが寄与するという。またテレワークの拡大などによる生産性や労働参加率の向上は潜在GDP成長率を0

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    fnobu 2010/08/17
  • 仮想化されたネットワークの運用は難しい──JANOG25で感じたクラウドの“実際”

    2010年1月21日、22日とJANOG25が開催されました。今回の開催地は新潟です。冬の新潟ということで「雪」を楽しみにいざ出発。前日夜まで予定が入っていたので、夜9時ごろ東京発の新幹線で新潟に向かいました。到着したのは深夜でしたが、地元新潟の方々は温かく迎えてくれました。その日、夜更けまでお供させてもらったのはいうまでもありません。 初日の21日。しんしんと積もった雪を期待して外に出ると、とても温かく、雪なんてどこにもありません。雪ではなく雨が降っていました。しかし、JANOG25の会場では「巨大小林幸子」が歓迎してくれ、私の中でのJANOGの盛り上がりはこの時点で早くも最高潮を迎えました(写真1)。 JANOG25の三つのポイント 2日間にわたるプログラムを全体的に見てみると、いくつかの傾向が見えてきます。 1. IPv4枯渇/IPv6の話題が二つしかなかった IPv4アドレスの残量

    仮想化されたネットワークの運用は難しい──JANOG25で感じたクラウドの“実際”
  • IPv4延命策「LSN」にデジタル家電を接続して分かったこと

    IPv4アドレスの延命策の一つとしてISP(インターネット・サービス・プロバイダー)が導入を検討しているLSN(Large Scale NAT)について、ある家電メーカーがデジタル家電製品にLSNがどういう影響を与えるか実証実験を行った。その結果、一定の条件が重なるとインターネットサービスを正常に利用できなくなるなどの影響が確認された。この実験を行った技術者は、ユーザーのトラブルを最小限に留めるためには、「ISPはいつからLSNを導入し、どういう影響があり得るかといった情報をオープンにすることが望ましい」と指摘した。 LSNは、今後在庫が不足するグローバルなIPv4(IPv4-g)アドレスを、複数のプライベートIPv4(IPv4-p)アドレスに変換することで、在庫の消費を抑える。2011年にも在庫がなくなると見られているIPv4アドレス延命の有力策として、ISP各社が導入を検討している。

    IPv4延命策「LSN」にデジタル家電を接続して分かったこと
  • 進むIPアドレス枯渇、動き出した大手事業者

    2010年初めにITproが発表した「ITpro読者が選んだ2010年のITキーワード」で注目度が高かったキーワードが「IPv6」である(関連記事)。IPv6の注目度が高いのは、IPv4アドレスの枯渇が現実のものになってきたからだ。 事実、2010年に入ってすぐに割り振り可能なIPアドレスの在庫が10%を切った(関連記事)。今後、IPv4アドレス枯渇やIPv6に関する話題がさらに活発になっていくのは間違いない。IPv4アドレス枯渇とIPv6に関する最新動向を確認してみたい。 未割り振りアドレスは8%、実質は残りわずか6% まず、IPv4アドレスの割り振り状況を確認しよう。 IPv4アドレスは、IANA(Internet Assigned Numbers Authority)と呼ばれるIPアドレス管理組織がブロック単位で割り振る。1ブロックは約1677万アドレスである。IPアドレス全体をこの

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  • Windows 7の内部機構:カーネルAPIの作り直し

    McAfee Avert Labs Blog 「Windows 7 – Kernel API Refactoring」より January 5,2010 Posted by Bing Sun 米マイクロソフトが最新版クライアントOS「Windows 7」を一般発売してから、多くの人が「MinWin」と呼ばれる新たなカーネルに興味を示すようになった。ところが、MinWinを正しく理解して説明できる人はまずいないし、「MinWin」と「Server Core」を混同している場合が多い。そこで「MinWin」という用語をきちんと説明しよう(関連記事:「Windows 7」は数え切れないブラッシュアップで見違えるほど洗練されている/Windows 7:それほど新しくないMicrosoftの新MinWinカーネル)。 マイクロソフトがサーバーOS「Windows Server 2008」で実現したも

    Windows 7の内部機構:カーネルAPIの作り直し
  • JPNICがICANN幹部の「IPv4アドレスの割り振りが2010年10月に終了」発言についてコメント発表

    ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)は2009年10月23日,一部メディアで報道されたICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)事務総長のロッド・ベックストロム氏の発言についてWebサイトにコメントを掲載した。この報道とは,10月22日に東京で記者団に対して「IPv4アドレスの新規割り振りが2010年10月に終了する見通しである」旨の発言をしたというもの。 JPNICのコメントによれば,多くの関係者による現在の予測では,IANA(Internet Assigned Numbers Authority)から世界各地域の地域インターネット・レジストリ(日を含むアジア太平洋地域はAPNIC)へのIPv4アドレスの最終割り振りは2011年後半と予測しているという。 10月23日現在,IANAにあるIPv

    JPNICがICANN幹部の「IPv4アドレスの割り振りが2010年10月に終了」発言についてコメント発表