国民栄誉賞を受賞した羽生善治竜王が1月5日、会見を行い「これを機に、たくさんの人たちに将棋や囲碁を楽しんでもらえるような環境を作っていけたら」と今後の抱負などについて語りました。会見の主な内容は以下の通りです。 ーー国民栄誉賞受賞について 国民栄誉賞という大変名誉ある賞をいただき、驚きと同時に大変うれしく思っています。これは、私個人の棋士の活動というよりも、将棋の伝統的な世界における長年にわたる歴史の積み重ねということもあわせて評価していただけたことなのではないかなと思いますし、こういった名誉ある賞をいただいて、棋士として一層精進をしていかなくてはいけないという思いです。 ーー囲碁棋士の井山裕太十段との同時受賞について 井山裕太十段とは、初めてタイトルをとられた二十歳の頃から交流があり、ずっと変わらず安定をして活躍をされており、現在進行形で囲碁の歴史を作られている棋士だと思っています。その