国際電気通信基礎技術研究所(ATR)脳情報通信総合研究所、情報通信研究機構(NICT)脳情報通信融合研究センター(CiNet)、カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校(UCLA)、ケンブリッジ大学などのグループは22日、被験者につらい経験を思い出させることなく、記憶によって引き起こされる恐怖反応を弱める技術を開発したと発表した。 強い恐怖をともなう記憶は、忘れることが難しい上にトラウマとなりやすく、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の発症に繋がる可能性がある。これまで、恐怖記憶を和らげる方法の一つとして、恐怖対象(例えば、赤い車と衝突事故を起こした場合は赤い車そのもの)を繰り返し見せる、あるいはイメージさせる効果的な手法があったものの、一方で被験者にストレスを与えてしまう可能性があった。 研究チームは、機能的磁気共鳴画像から脳情報を解読する人工知能技術「スパース機械学習アルゴリズム」と、「デ