今から二年ほど前、EXIT ARTギャラリーの「SIGNS OF CHANGE」展に出展するため、リーマン・ショック直後のニューヨークを訪れた。ニューヨーク滞在の最後の日曜日、『ニューヨーク烈伝―闘う世界民衆の都市空間』の著者である高祖岩三郎さんの案内で、ハーレムからブルックリンまで、ニューヨークの公園でのドラムサークルをみてまわった。 最初に行った「マーカス・ガーヴェイ・パーク」ではちょうどこの公園でのドラムサークル10周年を祝うセッションがひらかれていた。ハーレムにある公園なので、アフロ・アメリカン系の住民やこどもたちが多く、ものおじをしない、ちびこもんずは、すぐにサークルのなかにはいって、アフロなドラムセッションをたのしんだ。 ▼マーカス・ガーヴェイ公園のドラムサークル ▼ちびこもんず 次に訪れたブルックリンの「プロスペクト・パーク」は、1968年から30年以上もドラムサークルが続い