国会審議を街頭で解説つきで上映する国会パブリックビューイング。開始は働き方改革関連法案を取り上げた2018年6月15日の新橋SL広場で、これまでに40回の街頭上映を行ったが、先日の12月21日の朝日新聞夕刊1面トップ記事「国会を見る会 街角で」*や、12月25日のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」の「ショーアップ」における紹介によって、ようやく認知度が広がってきた。 〈*「国会「迷答弁」路上に笑い声 全国上映、仕掛けたあの人」(朝日新聞デジタル、12月22日)〉 本記事では、国会パブリックビューイングが今年の街頭上映で取り上げた5つのテーマを振り返る。 厚生労働省の基幹統計である毎月勤労統計の統計処理に問題があったことが明るみになったのは2018年12月末。不適切な統計処理によって、2017年の値と比較した2018年の賃金の前年同月比の伸び率が、実態とは異なり過大になっていた、というの