「ナンバー2」はトップを目指す応接間に通されるとハガキはテーブルに積み上がり、お茶や缶コーヒーも箱で用意されていた。人通りも少ないお盆休み明けの永田町である。そのなかにあって、枝野幸男さんの部屋はまさに「選挙事務所」となっていた。 2011年3月11日、東日本大震災と福島第一原発事故を官房長官として経験し、スポークスマンとして記者会見に立ち続けた姿を記憶している人も多いだろう。 官房長官や幹事長としてリーダーを支えてきた「ナンバー2」が、自らリーダーになるべく名乗りを上げた。支持率が伸び悩む民進党の活路を、どこに見いだすのか。安倍政権との違いを、どう打ち出していくのか。 《安倍政権は上から下へのトップダウン型です。上が強くすれば、全体に行き渡るという政治です。我々は暮らしの現場から政治を動かして、政治を立て直していく。ボトムアップ型という違いがある。》 安倍首相が唐突に打ち出した自衛隊を明
今後の捜査は国有地の売却問題の解明が焦点となります。 大阪・豊中市の国有地が去年6月、ゴミの撤去費用として鑑定価格から約8億2000万円が値引きされて森友学園に売却されたことについて、大阪地検特捜部は国の担当者が国に損害を与えたとする背任容疑での告発を受理しています。 特捜部のこれまでの調べなどによりますと去年3月24日、近畿財務局と学園の間で協議が行われ、約1億3200万円から1億6000万円の範囲なら双方が折り合えることが確認されたということです。 さらに、この場に大阪航空局の職員も同席していた疑いがあることが特捜部の調べで新たにわかりました。 この協議の6日後、財務局は通常、民間業者に依頼するゴミの撤去費用の見積もりを航空局に任せる対応を取り、協議に同席したとされる航空局の職員がその見積もりを担当していました。 特捜部が国の担当者を背任の容疑に問うには、値引きされた金額に根拠がないこ
学校法人森友学園(大阪市)への国有地売却問題で、国が更地の鑑定価格から差し引くごみの撤去費を約8億2千万円と積算した根拠とされた現場写真21枚を、朝日新聞は入手した。国は「関係者の同意が得られない」と開示を拒んでいた。土地紛争の専門家は「この写真は不鮮明で、ごみの量の判断根拠にならない」と指摘しており、見積もりの正当性について国の説明責任が問われそうだ。 朝日新聞が入手したのは、大阪府豊中市の国有地に学園が建設する小学校の設計業者側が、昨年4月中旬、国土交通省大阪航空局の担当者らにメールで送った写真。学園が国有地から「新たなごみが見つかった」と国に報告した直後の同3月下旬、設計業者と施工業者が現場で8カ所を試掘し、撮影したとされる。 設計業者の関係者は朝日新聞が入手した写真は「大阪航空局などに要請されて提出したものと同一」と認め、「これ以外の写真は提出していない」と話した。これらの写真は、
柳瀬唯夫元首相秘書官(写真左の人物) (c)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る 加計学園問題で答弁の矛盾が次々と露呈し、追い詰められた安倍晋三首相に、「投了」の時が近付いている。盟友の麻生太郎財務相にも不穏な動きがあり、首相の頭は「パニック状態」という。田原総一朗氏はこう忠告する。特区認定を白紙に戻す以外に、もはや残された道はない──。 本誌は8月6日の速報で、2015年4月2日、加計学園の幹部らが今治市と愛媛県の職員とともに官邸を訪れ、柳瀬唯夫首相秘書官(当時)と面会していたことをスクープ。加計学園側が面会をセットしたとみられており、訪問者には学園の事務局長が含まれていた。 これは、今治市と愛媛県が国家戦略特区に獣医学部の新設を提案する2カ月も前のことで、すべてが「官邸発」で始まっていたことを示す“核心”の情報だ。加計学園関係者がこう語る。 「官邸での面会は、加計孝太郎・加計学園理事長
加計学園問題に関し、私についての事実に反するデマがネットで多く見受けられます。 ネットだけでなく、今朝(8/21)の産経新聞にも、本人に何の取材もなく書かれた記事が出ており驚いています。記者は、取材もせずにネット上のフェイクニュースでも基にして記事を書いたのでしょうか。ジャーナリズムの基本を疑わざるを得ません。 とにかく、全く根拠のないことも、まるで真実のように語られたり、それを検証なくまき散らす新聞やコメンテーターまでいる現状には、正直怖いものを感じます。 批判や議論は構いません。意見の相違があるのは当然です。 しかし、事実に反することをつなぎ合わせてデマを作り、拡散されることには強く抗議します。 以下に、15の疑問に答える形で事実関係を整理しました。 皆さんの正確な理解が進むことを期待しています。 (疑問1)抵抗勢力である日本獣医師会から献金を受け取り、獣医学部新設を阻止するための国会
分析・計測機器大手の堀場製作所は、エンジン排ガス計測システムや半導体製造装置用のガス制御機器で世界トップのシェアを誇る。創業者である父、故堀場雅夫氏から会社を受け継いだ2代目、堀場厚会長兼社長は「おもしろおかしく」を社是とする個性的な企業風土を守りながら、積極的な買収戦略を展開、グローバル化を進めてきた。若いころから海外勢と競ってきた堀場氏に、世界を相手にする際の「装い」について聞いた。 ――スーツに強いこだわりを持たれているとうかがいました。 「スーツはビジネスの世界のいわば戦闘服のようなものですね。提携や買収、顧客訪問などで海外出張の機会が多いのですが、やはり相手が着ているスーツは気になりますね。海外のエグゼクティブ、特に欧州の方は身だしなみをきちんとしています。ネクタイひとつとってもそうです。だから逆にいうと日本のクールビズは、少し違和感があります」 「その省エネという精神自体は良い
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