思わず、耳を疑った。かねて、極めて多くの審査を担当してきたことが指摘されてきた難民審査参与員の柳瀬房子氏の、2年分の審査件数が参院法務委員会で5月25日、明らかになった。2022年は全4740件のうち1231件(勤務日数32日)、21年は全6741件のうち1378件(勤務日数34日)にも及ぶ。 難民審査参与員は、法相に指名され、出入国在留管理庁の難民認定審査(1次審査)で不認定とされ、不服を申し立てた外国人の審査(2次審査)を担っている。 参与員は16日現在、111人おり、元検事や元裁判官、元外交官、弁護士やNGO関係者など、幅広い分野から選ばれている。15日、全国難民弁護団連絡会議(全難連)が日弁連推薦の難民審査参与員のアンケート調査を公表した。19年度以降23年4月までの期間が任期に含まれている参与員が対象だが、回答者の年間平均審査件数は36.3件だった。…
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