サヴェージズが引き金になったのか、スリーフォード・モッズが風穴をあけたのか、モリッシーが背中を押したのか、まあとにかく、「パンク」が帰ってきつつある……のかも? あるいは、リップ・リグ&パニックが再発されたり、90年代のマッシヴ・アタックがリヴァイヴァルしたり、まあとにかく、ザ・ポップ・グループが35年ぶりに新作を出すのは、わかる。 ファンにとっては、マーク・スチュワート、ブルース・スミス、ギャレス・セイガー、ダン・カトシスの4人が一緒にスタジオに入って録音したという事実に感慨深いものもあるだろう。が、ザ・ポップ・グループはノスタルジーをはねのける。バンドのヴォーカリスト、マーク・スチュワートといえば、2年前のソロではいち早くブリストルのヤング・エコーのカーン、あるいはファクトリー・フロアといった若手を起用して、「さすが!」と周囲を唸らせた人でもある。だから今回もまた……と思いきや、なんと
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