漫画家のかっぴーです。cakesの話を少し書きます。 私は脱サラして漫画家になって、ようやく5年目を迎えた新米ですが、最初の転機であり現時点の代表作でもある「左ききのエレン」は、まさしくここnoteで読切を掲載した事がきっかけで、cakesで連載を始める事となりました。 色々な所で何度も話している事ですが、私は漫画が数回バズった時点では、プロの漫画家になろうだなんて微塵も考えていませんでした。私にとって「漫画家」と「お笑い芸人」は神の領域というか、心から尊敬する特別な職業でしたので、まさか自分がその世界で戦えるだなんて思えなかった。ただ、この「左ききのエレン」の読切を書いて、cakesで賞を頂いた事で「この物語だけは、どうしても描きたい」と思いました。そして「これを描くのは片手間では出来ない」と。それで、私は漫画家として独立する決意をしたわけです。 cakesは非常に思い入れのある媒体です