部下の仕事の9割は、聞かれたことに正しく答えることです。ビジネスにおける答え方には「こう聞かれたら、こう答える」という決まった型があります。「打てば響く部下」と思われるために必要な「受け答え」の技術を大手予備校で現代文、小論文を指導する「国語のプロ」が伝授します。 この記事は2013年6月14日に発売された中経出版の『仕事に必要なのは、「話し方」より「答え方」』(鈴木鋭智著)から抜粋、再編集したものです。 「えっ、あっ、意見ですか? 特に……ないんですけど(汗)」 「まったく、ゆとり世代は自分の意見すらろくに言えないんだから!(怒)」 「意見」を求められると、何も答えられず固まってしまう人は少なくありません。そんな新人を見た上司や先輩は、「主体性がない」「頭が空っぽ」「人の話を聞いてない」「態度が反抗的」など、言いたい放題。 でも、本当に「頭が空っぽ」なのでしょうか? 案外、本人は「ここで