身体拘束後死亡、遺族ら訴え=精神医療「状況改善を」 精神科病院で身体拘束を受けた後に死亡したケリー・サベジさんの遺影を傍らに、記者会見する母親マーサさん=19日午後、東京都千代田区 神奈川県の精神科病院で身体拘束を受けた後に死亡したニュージーランド国籍の男性の遺族らが19日、厚生労働省で記者会見し、「不必要な拘束はやめるべきだ」と訴えた。今後、精神科医療での身体拘束の状況改善や実態調査を厚労省などに求めていくという。 死亡したのは鹿児島県で英語を教えていたケリー・サベジさん=当時(27)=。遺族によると、ケリーさんはそううつ病が悪化し、4月30日に神奈川県の病院に措置入院。5月10日に心肺停止状態で発見されるまで、ベッドに手首や足、腰を拘束され続けた。同17日に搬送先の別の病院で死亡した。 死因は肺梗塞が疑われ、拘束が原因だった可能性があるという。母親のマーサさん(60)は「処置は理解