生命保険各社が、保険への遺伝子情報の活用の可能性や、最先端のIT技術と金融を融合する「フィンテック」の研究など相次いで新分野での商品開発に向けた取り組みを始めたことが2日、分かった。新商品の開発につなげて需要を掘り起こし、収益拡大を目指す。 明治安田生命保険は1日に設立した「イノベーション推進準備室」で、遺伝子情報から発病の危険性を分析し保険料に反映した商品を開発することが可能かどうか検討する。遺伝子情報は究極の個人情報といわれ、活用には課題が多い。 ほかに損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険や日本生命保険、第一生命保険などで取り組みが加速している。