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ブックマーク / ichinics.hatenadiary.com (6)

  •  「(500)日のサマー」 - イチニクス遊覧日記

    監督:マーク・ウェブ 「スミス聴いてるのね、私もスミス好き!」みたいな出会いのシーンを予告で見て、これは…と思い見に行ってきました。 よかった、と、ひと言で言ってしまうのはためらわれるくらい、とても身につまされる物語でした。いろいろあるけど、だからといって暗くなるわけではなく、夢物語というわけでもない、バランスのとれた映画だったと思います。 【内容にちょっと触れています】 映画では、主人公が、サマーという名前の女の子に恋をした500日間が、時系列でなく、500日を行ったり来たりしながら描かれます。だから、花畑を背負っているような顔の直後にこの世の終わりのような顔が現れたりもして、場内には時折笑い声も起こっていた。そしてだんだんと、500日の全体像が見えてくる、という構成になっています。 → 客観的に見て、トムのサマーへの恋は、完全に負け戦というか、ぬののふくを装備したままバラモスに挑んでい

     「(500)日のサマー」 - イチニクス遊覧日記
    fourmi
    fourmi 2010/01/12
  •  風呂上りの夜空に/小林じんこ - イチニクス遊覧日記

    先日、好きな漫画の話をしていたときに、友達が一番好きな漫画のうちのひとつ、って言っていた作品で、そのまんま全巻貸していただいて読みました。大感謝! 風呂上がりの夜空に (1) オンデマンド版 [コミック] (ヤンマガKCスペシャル) 作者: 小林じんこ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/10/27メディア: オンデマンド購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (4件) を見るヤングマガジンで1984年から1987年まで連載されていた作品とのことですが、ファッションなどは少しなつかしいものの、あまり古さは感じない。教えてもらうまで、私はこの作品のタイトルも、作者の小林じんこさんについてもまったく知らなかったのだけど、いっぺん読み始めたら、あーこれすごく大事な漫画だな、と思ってしまった。そして読み終えるのがもったいなくなった。 物語は某高等学校を舞台に描かれる、主人公辰

     風呂上りの夜空に/小林じんこ - イチニクス遊覧日記
    fourmi
    fourmi 2009/05/18
    青年誌なのに生理ネタとかもあったなあ…
  •  親ばかドラクエ5 - イチニクス遊覧日記

    先日DS版のドラクエ5をクリアしました。たぶん発売当時に買ってやったはずなんだけど、4まではわりと覚えてるものの、5の内容は「結婚する」てことくらいしか覚えてなくて驚いた。 特に、今回やってみて衝撃的だったのは、嫁システムについてでした。 → そもそもドラクエ5といえばビアンカだ。こないだ話してた友達は「ビアンカ嫁フラグ立ち過ぎだからやだ」っていってたけど(そしてその気持ちもわかるけど)まあビアンカだよね…てのがドラクエ5な気がしてた。 だから今回も、子ども時代、夜に家抜け出してビアンカと幽霊退治に行く場面でだって、おれこの子と結婚するのかーってことしか考えてなかった。そして、結構気が強そうだな…とかのんきなこと思いながら村に帰ったら、その後怒濤の展開を経て奴隷になったりして、しばらくビアンカに会えない日々が続くとやっぱりちょっとさびしかったりもした。 でも辛く苦しい奴隷時代にマリアという

     親ばかドラクエ5 - イチニクス遊覧日記
    fourmi
    fourmi 2009/03/13
    DSで再プレイ(デボラに魅せられて…)はじめたくせにやっぱりビアンカを選んだ私ですが子はかすがい…もうディスプレイのなかの子たちがけなげでいい子すぎて帰ってこられなくなりそうです!
  •  家族写真 - イチニクス遊覧日記

    小学校の高学年くらいから、家族写真に写るのが苦手になった。父さんは出かける予定の時間になってからトイレにこもり、その後洗車をした後に、持ち物チェックをはじめて…と、お決まりの行程を経なければ出かけられないような人だったので(なので後に目標時間を1時間以上前にして伝えるようになった)、もちろん写真を撮るにしてもいろいろと時間がかかる。 でもそれがいわゆる写真撮影スポットだったりすると、後ろに待ってる人がいたりもするわけで、そういうのにもやもやしていたのもあるし、それ以上に、そんな気分で写った私の仏頂面といったらどれもこれもひどくて、写真ができあがるたびに自分が写ってるとこぜんぶ消したくなった。 だから今でも記念撮影みたいなのって苦手なのだけど、正月に両親にアルバムをプレゼントしようってことになって昔の写真をひっぱりだしてみていたら、意外なほどに楽しい写真がたくさんあって驚いた。 赤ちゃんの頃

     家族写真 - イチニクス遊覧日記
    fourmi
    fourmi 2009/02/20
    超イイ。
  •  日記日記 - イチニクス遊覧日記

    ≪わたし≫なんてものはただの歴史家にすぎない。昔ふうに言うなら一介の筆耕にすぎない。動きを生むのは命なんだ。ベッドにいる病人には、まだ「ぼくは起きる」という力は残っているだろう、しかし実際は起きあがる力なんてありはしないんだ。とするなら、起きると口にした≪わたし≫と、身体を起こすことのできない≪わたし≫の、どちらが当の≪わたし≫なのか。 これは堀江敏幸「回送電車」というエッセイ集の中で紹介されていた、ブリス・パラン「ジョセフ」という小説の一節だ。ブリス・パランという人の名前ははじめて知ったのだけど、検索してみるとフランスの哲学者で「女と男のいる舗道」に出演したりもしてた人みたい。 「ジョセフ」は、堀江さんの解説を読む限りでは、夫婦の齟齬について描かれた物語とのことなので、引用文は、つまらない言い方になるけれども「できない約束は口にしたくない」ということなのではないかと思える。だとしても、

     日記日記 - イチニクス遊覧日記
    fourmi
    fourmi 2009/02/05
  •  白いランニングのおじいさん - イチニクス遊覧日記

    高校生の頃から、大学を卒業後にレコード屋で働いていたくらいまで、毎朝通る公園のそばに、よく立っているおじいさんがいた。いつも白いランニングにひざ丈のズボンをはいていたような気がする。冬のことはよく覚えていない。 おじいさんは、私が前を通りかかり軽く会釈するたびに、「学校か」とか「こんな時間に学校か」とか「仕事か」とか「早く結婚しろ」とか、ギター背負ってた日には「それは楽器か」「音楽好きなのか」「そりゃいい」などと、よく声をかけてくれた。後ろ手を組み、家の前に所狭しと並べられ花を咲かせているプランターの横に立つおじいさんの姿は目に馴染んでいて、妹ともよく、今日はおじいさんになんて声をかけられたか、という話をした。 やがて、私が仕事をかわり、それにともなって通勤時間も変わったせいか、おじいさんの姿を見かけなくなった。プランターには百合が咲いて散り、バラが咲いて散り、足下に転がる椿の花を写真にと

     白いランニングのおじいさん - イチニクス遊覧日記
    fourmi
    fourmi 2008/07/18
    これはいいおじいさん
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