監督:マーク・ウェブ 「スミス聴いてるのね、私もスミス好き!」みたいな出会いのシーンを予告で見て、これは…と思い見に行ってきました。 よかった、と、ひと言で言ってしまうのはためらわれるくらい、とても身につまされる物語でした。いろいろあるけど、だからといって暗くなるわけではなく、夢物語というわけでもない、バランスのとれた映画だったと思います。 【内容にちょっと触れています】 映画では、主人公が、サマーという名前の女の子に恋をした500日間が、時系列でなく、500日を行ったり来たりしながら描かれます。だから、花畑を背負っているような顔の直後にこの世の終わりのような顔が現れたりもして、場内には時折笑い声も起こっていた。そしてだんだんと、500日の全体像が見えてくる、という構成になっています。 → 客観的に見て、トムのサマーへの恋は、完全に負け戦というか、ぬののふくを装備したままバラモスに挑んでい