精神的続編(せいしんてきぞくへん)は、一般的な「続編」と異なり、以前の作品で確立されたストーリーや作品世界を継承しない新規作品ながら、同じテーマ、雰囲気、システムなどを持ったフィクション作品を指す言葉[1][2]。英語の「spiritual successor(または「spiritual sequel」)」の訳語として使われる。ビデオゲームに対して使われる場合が多いが、それ以外の分野でも使われることがある。 現在のビデオゲーム制作では多くの場合、会社側がゲームの著作権や商標権を含む知的財産権(IP)を保持し、製作者側はそれらを保持できない。作品の制作後、その中核と言えるメンバーが入れ替えられたり、独立または解雇された場合、彼等自身はその続編を制作できない。その後、製作者達が知的財産などの問題を回避しつつ、元の作品と似た作品を制作することがある。これが「精神的続編」と呼ばれるものである。 別