いったいなぜ、海に面していない札幌の市街地にカモメがいるのでしょうか?調べてみました。 (札幌局記者 関口祥子) まずは質問にあった札幌市西区にやってきました。立体駐車場の屋上にはカモメの姿が。 この日は、この1羽以外にも複数のカモメが屋上にいるのが観察できました。この場所は、海岸から直線距離で10キロ余り離れているのに、なぜ、カモメがいるのでしょうか。 札幌市街地のカモメに詳しい人が道内にいないか探してみると、中村眞樹子さんという人物にたどりつきました。日本野鳥の会のメンバーで、およそ20年にわたって札幌のカモメの観察を続けています。 中村さんと出会った豊平川でも、たくさんのカモメが川の中州付近にあつまり、水浴びをしたり、羽を休めたりしていました。 中村さんにカモメについて尋ねてみると、 「これはすべて大人の繁殖できる年齢のカモメ、オオセグロカモメですね。リラックスしています」とのことで