年金制度の保険料をオーストラリアと日本の両国から徴収されないようにするため、もしくはオーストラリアと日本の年金制度の加入期間を通算できるようにするため、平成21年(2009年)の1月にオーストラリアと日本の社会保障協定が発効されました。 日本の企業の従業員が次のような勤務形態でオーストラリアに派遣された場合、日本企業に在籍したまま職場が変わる事になりますが、 ■転勤 海外にある支店や工場などに勤務地が変わる事を示しますが、出張とは違い長期期間に渡り、海外の職場で働く事になります。 ■出向 現在の雇用先の企業などに在籍したまま、海外の他の企業などで相当の長期間に渡って、その企業などの業務に従事する事を示します。 原則として厚生年金保険の資格は喪失して、オーストラリアの年金制度に加入する事になります。 オーストラリアの年金制度への加入が免除されるためには、日本年金機構に申請して、日本からの派遣