SQLのプログラミングは奥が深い。特にパフォーマンスの観点から、そう言えるだろう。 みなさんご承知の通り、同じ結果を出すプログラムでも、SQLの書き方次第で処理時間に何倍もの差が生じ得る。効率の悪いSQLを書いてしまう原因は、多くの場合、リレーショナルデータベースの内部動作やアプリケーションに関する理解不足である。両者をよく知った上で最適なSQLを書けるようになることは、システムエンジニアとしての重要なスキルの一つである。 特集『基礎から理解するデータベースのしくみ』では、リレーショナルデータベースの内部動作について、基本的な部分を分かりやすく解説している。SQLプログラミングに役立つことはもちろん、SQLチューニングやデータベース設計のための基礎知識としても不可欠だ。 イントロダクション ブラックボックスのままでいいの? Part 1:SQL文はどのように実行されるのか SQL実行までの
ヒット商品やヒットサービスが自社にはなかなか出ないと嘆く経営トップの悩みや、結果がなかなかついてこないことから焦燥感を感じている現場の原因は、実はいつの間にか社内にはびこった、行き過ぎた効率化の後遺症なのではないか。 ITを駆使する効率的経営を指向するあまり、せっかく生まれようとしているヒットの芽を摘み、ビジネスチャンスにチャレンジする気運が削がれているのではないか。 現在の日本の閉塞感の本当の原因は、見える化の行き過ぎが生む衆人環視から起こる「最適化の罠」にはまっていることなのではないか。 この連載コラム「ムダこそが大ヒットへの近道――最適化の罠」では、その罠にはまらなかった好例や、はまってしまった悪例を交えて論じることで、日本が元気になっていく智恵のひとつとして「最適化の罠」からの脱却を提言する。 第4回目のテーマは、2011年3月11日に発生した東日本大震災で、いち早く安否確認サイト
米アップルの躍進が続いている。昨年の5月末には時価総額が約20兆円となり米マイクロソフトを抜いてIT企業で1位に、全業種でも米エクソンモービルに続く2位となった(参考記事)。その後も勢いはとどまらず、2011年6月には時価総額で米マイクロソフトを1000億ドル(約8兆円)も引き離した(参考記事)。 忘れてはならないのは、アップルがずっと順風満帆ではなかったことだ。スティーブ・ジョブズが14年前にアップルに復帰する直前、同社は経営的に非常に厳しい状況に陥っていた。そこから復活し、大躍進を遂げられたのは、iPod、iPhone、iPadといった画期的な製品や、音楽配信、アプリ配信などのサービスを生み出してきたからにほかならない。 ではスティーブ・ジョブズはなぜ、これほどのイノベーションを次々に起こせたのだろうか? 製品数を絞り込んで、無駄な機能を削りに削る 筆者が編集を担当した『スティーブ・ジ
議事録を一度も書いたことのない読者はいないだろう。おそらく誰もが新入社員時代に書き方を教わる文書で、誰もが書くのに苦労する文書である。一所懸命時間をかけて作成した議事録を上司や先輩に持って行ったら、真っ赤になって返ってきたという経験をした読者も少なくないはずだ。議事録とはビジネスに無くてはならない文書の一つで、それはシステム開発プロジェクトにおいても同様である。プロジェクト内で作成する数多くの文書の中で、議事録ほど数多く作成される文書はない。 初めてPMに抜擢された中堅社員Sさんの経験 Sさんは大手通信企業の情報システム部門で働く中堅社員である。若い頃はプログラマとして働き、数年前に社内SEとなり実績を重ねてきた。そして今回、自社のシステム再構築に当たり、初めてPMとして抜擢されたのだった。 今回のプロジェクトは開発規模が比較的大きいので、大手SIベンダーのB社と一緒に開発を行うことになっ
はじめに 第2回目の本稿は、前回のサンプルコードをもとに、Javaの文法、特にクラスに関連する基本的な構文などを解説していきます。 対象読者 Androidアプリケーションの開発を始めたい方で、JavaとEclipseのごく基本的な知識がある方を対象とします。 HelloWorldアプリケーションのファイル構造 前回は、いわゆるHelloWorldアプリケーションを作成しました。作成といっても、ほぼソースは自動生成されたものです。Eclipseのパッケージ・エクスプローラーには、このプロジェクトで生成されたファイルが表示されています。最小のアプリケーションとはいえ、さまざなファイルが作成されています。主なフォルダ、ファイルは、以下のようになっています。 <HelloWorld> ├ \src ソースフォルダ │ └ \codezine.androidjava.chap1 │ └ Hello
本連載で紹介するMikuMikuEffect(以降MME)は、そんなMMDを拡張し、エフェクトファイルと呼ばれる、HLSLで記述されたシェーダプログラムをMMD上で実行できるようにするための拡張ツールです。 本連載では、このMMEで動作するエフェクトファイルの使用方法と、エフェクトを構成するHLSLコードについて、6回に渡り解説していきます。 第1回目となる今回は、MMEの紹介と導入方法を解説します。 対象読者 MMDを使っていて、エフェクトファイルの中身に興味のある方 HLSLのコーディングに興味のある方 MMEの紹介 MMEとは MME(MikuMikuEffect)は、筆者が開発した、MMDでエフェクトファイルを読み込めるようにするための拡張ツールです。 ただし、MMDは一般的なプラグイン形式の拡張機能を持っていないため、MMEでは、API Hookという手法を使用して、MMDの描画
自社運用(オンプレミス)のメールシステムからクラウド型メールへ移行する場合、企業のシステム管理者であれば、「システムに問題が生じていないか」「障害が発生しているならどのように対処が進んでいるか」といった情報の提供体制を把握しておきたい。システム運用を外部に委ねるクラウドだけに、システム管理者が自らメールシステムの障害対応に当たることはないが、従業員からのクレームの対処などを考えると、システム稼働状況は常に分かるようにしておきたいものだ。 グーグルの「GoogleApps(Gmail機能を含む複合アプリケーション)」では、システム全体の稼働状況を「Status Dashboard」というWebページで、ほぼリアルタイムに公開している(写真1)。得られる情報は限られるが、不具合が生じた場合に、Google Apps側に障害が発生していることが原因なのか、自社側に問題があるのかを知る目安として使
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