ハイチ・ペシオンビル(Pettion Ville)の病院で心臓手術を受ける子ども(2012年12月11日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/Thony BELIZAIRE 【8月14日 AFP】人工多能性幹細胞(iPS細胞)を用いて、シャーレ内で自発的に収縮するヒトの心臓組織の生成に成功し、移植用臓器の作製に向けた探求に新たな前進を示したとする研究論文が13日、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に発表された。 米ピッツバーグ大学(University of Pittsburgh)の研究チームは、ヒトの皮膚細胞から生成されたiPS細胞を使って、MCPと呼ばれる心臓前駆細胞を作製した。 iPS細胞は、ヒトの成熟細胞を「再プログラム」して、多能性を持つ初期化された状態にしたもので、あらゆる種類の体細胞に分化させることが可能な細胞だ。
![iPS細胞でヒトの心臓組織を生成、自発収縮活動も 米研究](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2119b8e3c2218f5fb1426dd6f4e277d16defba37/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fafpbb.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F6%2Fb%2F1000x%2Fimg_6bfc0935a0f627f21f429fd6fa12b169241986.jpg)