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ブックマーク / courrier.jp (14)

  • 俺たちは「極右のカエル」の約束に中身がないことなど知っている! | 集中連載「4chanとは何か」最終回

    第6章 カエルのトランプ 2016年の大統領選において、トランプ陣営に愛され、ヒラリー陣営に批判されたキャラクター。それが「カエルのペペ」だ。 ペペはもともと、マット・フュリーが描いていた漫画のキャラクターだ。作中でペペはパンツを完全に下ろし、尻を丸出しにして用を足して捕まっている。驚いたことに、彼はこのことを恥じておらず、ルームメイトに対して「いい気分だよ」と言っている。 グロテスクな、しかめっ面の、眠そうな目をした、不格好な、湿地の住人の、気分がいいからという理由でパンツを完全に下ろして用を足すこのカエルは、いつの間にかネットミーム(インターネットで広く流通する画像ネタ)として目をつけられた。特に「4chan」において、ペペは格好の「いたずら」の対象となった。 ペペは、自分が「負け組」だと認めることの象徴である。何百万人もの4chanユーザーはその思いを共有した上で、さまざまな楽しみを

    俺たちは「極右のカエル」の約束に中身がないことなど知っている! | 集中連載「4chanとは何か」最終回
  • 日本人がポピュリズムの波に抵抗できている理由は「投票率の低さと自殺率の高さ」 | 英紙が分析

    「もしかすると日人は、自分たちの怒りの声を、投票所ではなく、自殺率で示すことを選んでいるのかもしれない」 トランプ現象やEU離脱は言うに及ばず、世界的にポピュリズムの流れが蔓延している。だが、日はそうでもない。石原慎太郎や橋下徹は結果的には大きな力はもたなかった。 その背景と理由は何か? 「フィナンシャル・タイムズ」の名物記者、ジョン・プレンダーが分析する。 ポピュリズム運動が起こらない日 ドナルド・トランプが米国の大統領となり、英国民はEU離脱を国民投票で決め、イタリアでは2016年12月、憲法改正案が国民投票で否決された。 昨今の先進諸国の政治の動きを見ていると、グローバリゼーションやテクノロジーの進歩に取り残された人々たちによって政治が大きく変わろうとしているかのように思える。蔓延しているのは、政界のエリートへの怒りである。 ところがポピュリズムの運動が起きていない先進国もある

    日本人がポピュリズムの波に抵抗できている理由は「投票率の低さと自殺率の高さ」 | 英紙が分析
  • #01 国際的「研究者」の生態を明かすため「海外学会に乗り込め!」 | コミック「ラボライフ!!」

    現役「ポスドク」漫画家の上田彩子氏による新連載! ちなみにポスドクとは、大学院生と大学教員の間のようなもので、博士号を取得した高い実績を持ちつつ、さらに研究職への就職を目指して過剰に切磋琢磨している人々のこと。世界に通じる研究を生み出す「現場」がどうなっているのか、ナマの実情をコミックにてご紹介します。 まずは「海外学会」への第一歩から。主人公のポスドク女子・ポム子の活躍をご覧あれ!

    #01 国際的「研究者」の生態を明かすため「海外学会に乗り込め!」 | コミック「ラボライフ!!」
  • まもなく日本を襲う「次の超巨大地震」 | 英紙が予測する衝撃のシナリオ

    近い将来、日の産業の中枢と言える地域に未曾有の大地震が起こるのは避けられない。 犠牲者の数も被害の規模も想像を絶するレベルに達し、この国の社会、経済、財政にきわめて深刻なダメージを与えるだろう──と、英有力紙「フィナンシャル・タイムズ」がショッキングなレポートを掲載した。 地震の被害額は日のGDPの4割 河田惠昭(かわた・よしあき)が思い描く悪夢のシナリオは、真夜中に駿河湾の海底を震源とする巨大地震が起きる設定で始まる。沿岸の東海地方には富士、静岡、浜松といった都市が点在している。 大半の人々が家で眠りについている時間に、2011年に東北地方を襲った地震よりはるかに大きな揺れがやってくる。5分後には高さ10mの津波が到達する。 「屋内にいた人が地震の揺れで負傷したところへ、津波がやってきます」 関西大学社会安全学部で特別任命教授として、地震を専門に研究する河田はそう話す。死者は数十万人

    まもなく日本を襲う「次の超巨大地震」 | 英紙が予測する衝撃のシナリオ
  • 大統領のすべての外交演説を書く男、ベン・ローズ──文学青年はいかにしてオバマ側近のトップにのぼりつめたのか

    イランとの核合意、キューバとの国交回復、シリア介入の撤回など、オバマ外交を代表する重要な決断において、大統領の発言をすべて「執筆」した男がいる。38歳の大統領副補佐官(国家安全保障問題担当)にしてスピーチライター、ベン・ローズだ。 若くしてオバマの側近中の側近となった彼の人生を追い、彼が残した「小説」を引きながら、世界を変える外交政策を紡いでいくその思考の軌跡も再現する、大型ポートレート記事の全訳をお届けする。 地下鉄のなかで泣いている男 2001年9月11日、ある若い男がノース・ウィリアムズバーグの海辺に立っていた。 その日は、ニューヨーク市の選挙の日でもあった。 彼は、旅客機が超高層ビルに体当たりするのを見た。ありえない、それでいて忘れることのできない瞬間だった。 そしてパニック、ショック、そして終わることのない恐怖がやってきた。 彼はドン・デリーロの小説『アンダーワールド』の表紙を思

    大統領のすべての外交演説を書く男、ベン・ローズ──文学青年はいかにしてオバマ側近のトップにのぼりつめたのか
  • 『般若心経』に「完成された知恵」と「心の平安」を学ぶ | 慎泰俊「最強の古典」

    ビジネスと貧困削減活動の第一線で活躍し、同時に桁外れの読書家でもある慎泰俊さんが、どの時代にも通用する「知性」を鍛えるための古典を紹介するこの連載。第3回は世界で最も有名な、短いお経を取り上げます。世界をたえず変化し続けるものと捉えて悟りに至る、現代科学にも通じる「根源的な教え」とは? 心を落ち着ける毎日の「祈り」 いずれ、この連載の番外編としても一回書かせていただく予定なのですが、私の業は途上国でのマイクロファイナンス事業です。銀行が取引対象としない現地の人々に、小さな規模の金融サービスを提供しています。 目標は「世界中のどこでも金融アクセスを当たり前に利用できる世の中をつくること」です。それによって、世の中をよりフェアな場所にしつつ、すべての人が生い立ちに関係なく自分の可能性を追求できるような世界をつくりたいと思います。 起業から22ヵ月経った現時点での事業展開国は、カンボジア、ミャ

    『般若心経』に「完成された知恵」と「心の平安」を学ぶ | 慎泰俊「最強の古典」
  • 未来に絶望しか持てない「日本の若者」──7ヵ国の大学生の仕事や恋愛、政治に対する価値観の調査で明らかに

    「政府をどれだけ信頼しているか」という質問からは、日韓国、ブラジルの3国で特に不信感が強いことがわかった。 逆に「信頼している」と答えた人がもっとも多かったのは中国で、56%だった。 国家に対する信頼度が7ヵ国中、最低だったのはブラジル(11.7%)だ 米通信社「ブルームバーグ」によれば、国営石油公社ペトロブラスの汚職や高いインフレ率で、ブラジルは現在、政治、経済ともに非常に不安定な状態にある。こうした世情が今回の調査にも大きく関与していると言えそうだ。 また、2014年に開催されたFIFAワールドカップでは、関連投資の達成率が目標に届かなった。 16年に開催されるリオ五輪関連投資についても、緊縮財政の影響から一部は見送られるとみられていて、「五輪による経済効果は期待できない」という感覚が国民をさらに意気消沈させている。 日(16.1%)より低い結果になった韓国(15.8%)でも、経

    未来に絶望しか持てない「日本の若者」──7ヵ国の大学生の仕事や恋愛、政治に対する価値観の調査で明らかに
  • こうすれば、好きな人の「本当の性格」がわかる! | アリエリー教授が教える「デートと恋愛の必勝法」

    付き合う相手をどう決めるか ──身を固めるとするならば、どのように相手を選ぶのがいいのでしょうか。「秘書問題」も応用すべきでしょうか。 アリエリー 私が特に皆さんにお勧めしたいのは、「ランダムに選ぶ」という方法です。実験的な研究方法として、これにかなうものはありません。 ただしこの実験は、試したことがないので効果は保証できません。(笑)。 「秘書問題」は、皆さんもご存じですよね。オペレーションズ・リサーチの分野の古典的な問題です。 秘書がいない状況を想像してみてください。現代風にいえば、アシスタントがいない状況です。仕事が大変になりますよね。すべてを自分でやらなければならないので、仕事がはかどらなくなります。 そこで面接をします。1日に面接するのは1人だけです。全員まとめて面接することはできません。また、「秘書問題」では、「面接の直後にすぐ採用しなければ、その候補者を採用できない」というル

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  • 「空の産業革命」が始まった! ドローンビジネス最前線より現場報告

    「PRODRONE」(プロドローン)社が開発した高高度専用のドローン(写真中央)は、震災後のネパールで被災地調査に使われた。左は同社の菅木紀代一取締役副社長 2015年は「日のドローン元年」といわれ、ドローンを活用したビジネスが一躍脚光を浴びた。いまや、その用途は産業用だけでなく、被災地支援や地域おこしなど無限の広がりを見せている。 4月20日~22日に開催された第2回国際ドローン展を取材し、その最新の動向を追った。 「高度5000m」をドローンが行く 日発の産業用ドローンメーカー、「PRODRONE」(以下、プロドローン)社の菅木紀代一取締役副社長によれば、いまドローン開発で急成長しているのが「測量」の分野だという。 ドローンで最初に注目を浴びた分野は「空撮」だったが、操縦者の技術が「成果」に大きく影響するため、ドローンの利点である自動飛行の恩恵を充分に享受できなかった。 だが、測量

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  • カネがなくても、恋も、好きな仕事も、ぜんぜんあきらめなくていい! | 最注目の政治学者、栗原康が特別寄稿

    家庭をけとばせ、結婚制度はいらないんだ ありがたいことに、拙著『村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝』を紹介する機会をいただいた。 書は、100年前のアナキスト、伊藤野枝の評伝なので、かんたんに野枝がどういうひとだったのかを紹介させていただこう。 いまアナキストといったが、もしかしたらなにそれというひともいるかもしれないので、さいしょにいっておくと、アナキズムというのは、語源からいうと「いかなる支配もうけない状態」のことを意味している。 ようするに、だれにも支配なんてされないぞ、上からやいやいいってくるやつがいたら、ぶん殴ってでも、それを拒否してやるぞというのがアナキストだ。 やりたいことしかやりたくない。自分のやっていることが、国家や社会の役にたっているかどうかとか、それがカネになるかどうかとか、そういうのはまったく関係ない。 まわりの評価なんか気にせずに、おもうぞんぶん好きなことをや

    カネがなくても、恋も、好きな仕事も、ぜんぜんあきらめなくていい! | 最注目の政治学者、栗原康が特別寄稿
  • デンマークのクラブが取り組む“過激な実験” サッカー界でも『マネーボール』は通用するのか

    ビッグデータの時代と言われて久しいが、サッカーはデータ活用があまり進んでいないスポーツだ。しかし、破産寸前だったデンマークの弱小クラブが、データ偏重の成長戦略を取り入れ、昨シーズンは優勝、今シーズンも現在4位と見事に結果を出している。 いま世界を見渡したとき、デンマークのFCミッティランより面白いサッカークラブを見つけるのはなかなか難しいのではないだろうか。もし納得ができないなら、このサッカークラブの33歳の会長ラスムス・アンカーセンと会って話をしてみるといい。 会ってから2分後、彼はクラブの運営構想について情熱的に語り出し、5分後には、ほかのサッカークラブの幹部が一生涯かけても思いつかないであろう興味深いアイディアを数多く話してくれた。 15分後、FCミッティランが単なるサッカークラブではないことは疑いようがなくなった。いまこのサッカークラブは、過激な実験を行うためのラボになっているとい

    デンマークのクラブが取り組む“過激な実験” サッカー界でも『マネーボール』は通用するのか
  • フランス最大の知性エマニュエル・トッド独占インタビュー「最も愚かなのは、私たちフランス人だ!」 | クーリエ・ジャポン

    歴史人口学者エマニュエル・トッドは、あの「私はシャルリ」デモを批判する著作が大論争を引き起こして以来、フランスでは発言を控えていた。 だが今回、難民問題、パリ同時テロ、困窮する若者たちの暴発、こういった切迫する危機について、ついに口を開くことを決意。「ロプス」誌の独占インタビューをお届けする。 ドイツが考えていることを直視しないフランス ──私たちは、第二次世界大戦以来、もっとも大きな難民の波に直面しています。すでに欧州は、巨額債務による危機で足元がおぼつかなくなっていました。そこに難民問題が起きたことで、かろうじて欧州を支えている最後の大きな柱まで倒れてしまいそうです。こうした現状について、どのようにお考えでしょうか。 まず強調するべきことは、「フランスにとって『難民危機』とは、実体をともなわない観念的な現象だ」ということです。 この理由はとても単純です。難民たちは私たちの国に来たがらな

    フランス最大の知性エマニュエル・トッド独占インタビュー「最も愚かなのは、私たちフランス人だ!」 | クーリエ・ジャポン
  • 8つの国籍の13人の上司と働いてわかった「外資系企業で成功する人が必ずやっていること」

    世界で評価されるエリートは、なにが違うのか――。 「ベーリンガーインゲルハイム ジャパン」の鳥居正男社長は、新卒以来、一貫して外資系企業で働き、3社で23年以上も社長を任されてきました。新刊『いばる上司はいずれ終わる』(プレジデント社)で、ビジネスパーソンのための「戦略」をまとめた鳥居社長が、「世界に通じる働きかた」のポイントを教えます。 評価されるのは語学力より「自分の意見」 海外で働いてみたい――。私がはじめてそう思ったのは高校時代でした。得意科目だった英語をもっと学んで、語学を活かした仕事をしたいと思ったのです。 上智大学に入学し、英会話の上達を目指し、すぐに英会話サークルの「ESS(English Speaking Society)」に入りました。 ESSの活動中の会話はすべて英語です。昼休みになるとキャンパスの中庭の芝生にメンバーが集まって「ランチタイム・カンバーセーション」とい

    8つの国籍の13人の上司と働いてわかった「外資系企業で成功する人が必ずやっていること」
  • 文系でも楽しめて、仕事に役立つ「理系の古典12選」京都大学教授・鎌田浩毅さんが推薦

    鎌田浩毅  Hiroki Kamata 1955年、東京生まれ。東京大学理学部卒。97年より京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専攻は火山学・地球科学。著書のジャンルは幅広く、専門分野について書かれた『火山はすごい』(PHP文庫)、ベストセラーとなった『一生モノの勉強法』(東洋経済新報社)、古典関連では各書のエッセンスをわかりやすくまとめた『世界がわかる理系の名著』(文春新書)、『座右の古典』(東洋経済新報社)がある。HPはこちら www.gaia.h.kyoto-u.ac.jp/~kamata/ 理系の専門書は古典のなかでも特にハードルが高いが、苦手意識を捨てて一度手にとってみれば、人生を豊かにしてくれる知識と金言の宝庫だと気づくはずだ。 京都大学の人気教授が厳選した12冊の名著とともに、「知性の旅」へ出かけよう。 ※記事の終わりに「必読の理系古典12冊」リストがあります。 「古典」は

    文系でも楽しめて、仕事に役立つ「理系の古典12選」京都大学教授・鎌田浩毅さんが推薦
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