【10月31日 AFP】ロシアを後にするたびに、これが最後だ、二度とこの地に足を踏み入れないぞと自分に言い聞かせている。それなのにまた、戻って来てしまった。数か月前、私は3度目のモスクワ赴任を開始した。 ロシア西部サンクトペテルブルクの植物園に建てられた旧ソ連の初代指導者ウラジーミル・レーニンの像(2017年6月25日撮影)。(c)AFP/Mladen Antonov ブルガリアで育った私は長年、この場所に複雑な感情を抱いてきた。第2次世界大戦後のブルガリアは完全に旧ソ連陣営に組み込まれていたから、学校では皆が必修でロシア語を学び、「USSR」(ソビエト社会主義共和国連邦)の栄光を延々と聞かされた。私たちは決してそれを信じていたわけではない。 けれど、1991年のソ連クーデター未遂の際には言葉が役に立った。私は当時、EPA通信のバルカン半島班のフォトグラファーで、ロシア語が話せたから即、モ
![【AFP記者コラム】二度と来ないと決めたのに…3度目のモスクワの驚き](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c48768fc77ca482b894971d8b7ec79f24f8cbb8d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fafpbb.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F3%2Fe%2F1000x%2Fimg_3ee652ec6e323b3fee3bf30092f6f204215561.jpg)