地球から40光年の距離にある超低温の矮星の周りに3つの惑星が見つかった。いずれも大きさや温度が金星や地球に似ており、これまでに発見された系外惑星の中で最も生命探索に適したターゲットといえる。 【2016年5月9日 ヨーロッパ南天天文台】 ベルギー・リエージュ大学のMichael Gillonさんたちの研究チームは、ヨーロッパ南天天文台ラ・シーヤ観測所のトラピスト望遠鏡を使って、みずがめ座の方向約40光年の距離にある19等星「2MASS J23062928-0502285」(または「TRAPPIST-1」)を観測した。そしてTRAPPIST-1の明るさが一定間隔でわずかに暗くなる現象がとらえられ、TRAPPIST-1の前を複数の天体が通過していることが示唆された。 さらに詳細な観測と分析から、これらの天体がTRAPPIST-1の周りを回る3つの地球サイズの惑星であることが明らかになった。 発
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