「女人禁制」「不言様(おいわずさま)」「禊(みそぎ)」――。数々の禁忌に包まれた玄界灘の「沖ノ島」は、1600年以上前から神の島だった。古代祭祀の遺跡がほぼ手付かずの状態で見つかり、貴重な品々も大量に出土している。それら8万点は国宝に指定され、「海の正倉院」の別名も持つ。神職以外の上陸は原則禁止、女性の立ち入りも禁止。いったいどんな島なのか。世界文化遺産への登録が確実になった島に昨年9月、特別に上陸が許された。その後の取材も交え、ほとんど知られることのない「いにしえの島」を報告する。(Yahoo!ニュース 特集編集部) 沖ノ島は福岡県の北、玄界灘に浮かぶ周囲約4キロの孤島である。玄界灘の中央付近にあり、九州本土からの距離は約60キロ。宗像(むなかた)市に属し、島全体が「ご神体」とされてきた。この島は、この7月にも国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に正式登録されることが確実になっ
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