さて、このセッションでは「好き勝手にやってきたことが、結果としてビジネスとして成立しただけ」という前置きのもと、坂本氏がいかにノイジークロークを成長させたのか、というゲーム音楽ビジネスについて語られた。 子どものころファミリーコンピュータから奏でられた音楽に感動した坂本氏は、バンド活動などを経て、音楽の道に走る。パソコンで音楽が作れることを知り、各社へデモテープを送るも、ゲーム業界への就職はできなかったそうだ。仕方ないので音楽業界へ入った坂本氏。音楽業界で待っていた仕事は、音楽関係の仕事ではなく、まったく関係のないものがほとんどということもあり、辞めてしまったそうだ(このあたりのトークはすべてヤバいお話なので、割愛(笑)させていただく)。 そこからフリーとしての極貧生活が始まり、アルバイトを3つ掛け持ちしたりしながら音楽機材を溜めていった坂本氏。あるときゲーム会社に外注としてお世話になり、