タグ

ブックマーク / note.com/noeon (1)

  • 21世紀のロゴマニア(I)|noeon|note

    1974年生まれのケイト・モスは、アンチ・スーパーモデル・スーパーモデルであった。彼女がモデルとしての仕事を始めたのは1988年のことである。クロイドンに育った少女は、すきっぱで、幾分斜視であり、80年代的な美のスタンダードに比べるとファニーフェイスといえたし、グラマラスであることが美しいという価値観が支配的であった時代に、その肢体は少年のようにほっそりとしていた。しかしこの透き通ったヘーゼルの眼をした少女に、なぜか誰もが惹きつけられたという。1992年、カルバン・クラインはモスを広告モデルに起用する。アメリカでは西海岸発祥のグランジと呼ばれる音楽に若者が熱狂していた。それは荒削りだったが、堪えようのないほどリアルだった。時代は変わり始めていた。 カルバン・クラインは続く1993年、香水「オブセッション」のプロモーションにこのアンドロジナスなミューズを起用することを決める。デザイナーはこう

    21世紀のロゴマニア(I)|noeon|note
  • 1