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2010年2月21日のブックマーク (2件)

  • 現役音大生と銀座のホステスが、ネットと音楽で目指すもの (1/5)

    現役音大生のボーカロイドP、Treowさんが所属する音楽サークル・Elektlyzeの1stアルバム「Piece of Cipher」(現在は完売)アートワークより 今年下半期に公開されたボーカロイド曲の中で、最大の衝撃はTreowさん(逆衝動P)の「Drain」だった。 Treowさんはニコニコ動画に楽曲を投稿する、ボーカロイドPと呼ばれる作家の1人だ。2008年11月にアップされた「Chaining Intention」は再生数にして14万回を超え、「VOCALOID殿堂入り」のタグが付く。彼自身は「変拍子の貴公子」と呼ばれ、コアなファンを集めている。 その作風は文字通りユニーク。変拍子、複雑な和声、先が読めない展開、奇抜な音色の配置と、様々な実験的な手法が試されている。にもかかわらず音楽全体としてのポップさを失っていない、その不思議なバランスに魅力がある。 その彼の作品がさらに「音楽

    現役音大生と銀座のホステスが、ネットと音楽で目指すもの (1/5)
  • まさかの「人間ボーカロイド」 プアミルクの奇妙な音楽論 (1/10)

    ネットで先進的な音楽活動を続けるユニット・プアミルクの「うろこ雲」PVより。この切なさである。2010年になっても70年代ロックサウンドを響かせ、ボーカルを「人間ボーカロイド」と標榜する彼らはどこに向かってしまっているのか ニコニコ動画で活躍する音楽ユニット「プアミルク」は、いわゆる「そっと評価されるべき」人たちだ。動画の再生回数は多くても4ケタ。ニコ動の中でもメジャーとは言えない。だが、高い音楽性と「紙一重」な歌詞は確実にコアなファンをつかんでいる。彼らのような存在もまた、インターネットがなければ成立しなかったはずだ。 彼らはニコ動のために組まれたユニットで、打ち込み系の楽器やシーケンサーは一切使わず、生演奏の多重録音で制作されている。演奏・作詞・作曲のすべてをこなす人骨さん、ボーカルのあずきさん、そして絵師のまどちんさんの3人組だ。「動画」を前提にしているので、メンバーに絵師がいるとい

    まさかの「人間ボーカロイド」 プアミルクの奇妙な音楽論 (1/10)