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ブックマーク / piano-fire.hatenablog.jp (10)

  • 『ときメモ4』と『生徒会の七光』がゼロ年代最後尾のリリースであることの意味 - ピアノ・ファイア

    例によってタイトルはただの思いつき。 izumino 『生徒会の一存』はときめも4と同じ時期の作品だと思うと面白いですよね link ↑をポストしたのが去年の12月16日。この時点では、『生徒会の一存』のアニメ版を11話まで観てただけで原作は未読でした(ときメモ4は2周くらいクリア済み)。 ときめきメモリアル4 コナミデジタルエンタテインメント 2009-12-03 売り上げランキング : 120 Amazonで詳しく見る by G-Tools生徒会の一存 第1巻 限定版 [DVD] 堀井久美 ビデオメーカー 2009-12-11 売り上げランキング : 1997 Amazonで詳しく見る by G-Tools ↓そして今月の15日(この日記書いてる四日前)のポスト。 izumino 生徒会の一存を6巻まで読んだインプレッション。「アスカはメインヒロインじゃない都子」 link さらに最近

  • 「平凡への強制」という教育理念と、少年漫画に課せられた使命 - ピアノ・ファイア

    今日、ネットで色々な検索をしていた時にひっかかったページ。 リンク先は、ヤフー知恵袋の質問ですが(強調は筆者)。 女は愚かな大衆か? - チャールズ皇太子が皇太子事務所の女性職... - Yahoo!知恵袋 チャールズ皇太子が皇太子事務所の女性職員の不当解雇裁判に関し、 「多くの人が実際の能力以上のことができると思い違いしているようだ。これは、誰でもポップスター、高裁判事、有能なテレビ司会者になれるかのように教師が教え、その結果夢を持っていれば必ず実現するというような勘違いをする、つけあがった馬鹿なガキが増えてきたからだ」 というようなメモを書いたとして問題になったことがありましたよね。 (中略) 民俗学者だった故・柳田国男も故・宮常一も近代教育質とは「平凡への強制」だと言っています。 夢や理想ばかり遠くに見て地に足をつけず、果ては自分の夢と異なった現実に向き合うことを拒否して、やた

    「平凡への強制」という教育理念と、少年漫画に課せられた使命 - ピアノ・ファイア
  • 【漫画論】「キャラ・コマ・言葉」という分類には、どんな意味があるのか - ピアノ・ファイア

    今年の8月1日、夏目房之介先生が花園大学で行った講演に「ヘンなマンガたち 〜マンガを成り立たせるもの〜」というのがあってぼくも聴講していたのですが、今回はその講演内容にからめた話をしたいと思います。 レジュメ:花園大学8月1日 講義「ヘンなマンガ」レジュメ:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ 当日は、竹熊健太郎さんが「たけくまメモ」でも公開されている「絵のないマンガ」などを紹介しつつ、あえて「漫画らしくない漫画」から「漫画とは何か」を問いかけていくようなお話がメインでした。 絵のないマンガ(1): たけくまメモ 坪井慧「放課後、雀荘で」より 絵のないマンガ(2): たけくまメモ 増田拓海「解答用紙は別紙」より 「絵・コマ・言葉」と「キャラ・コマ・言葉」の迷い 日の、旧来的な漫画論では「絵・コマ・言葉」を漫画(※現代のマンガ)の条件と考える傾向があります。 たとえば「放課後、雀荘

    【漫画論】「キャラ・コマ・言葉」という分類には、どんな意味があるのか - ピアノ・ファイア
  • 『サマーウォーズ』が時かけの失敗を繰り返さなかった、簡単な理由 - ピアノ・ファイア

    映画『サマーウォーズ』は8月の上旬に、四人でつるんで観てきました。 その日に身内向けに書いていた感想を、かなりの長文になりますが公開しておきます。 もうすっかり秋ですし、『サマーウォーズ』という夏の映画の問題をそろそろ片付けておこう、ってことで。 サマーウォーズ [DVD] 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Toolsサマーウォーズ完全設定資料集 ホビー書籍部 エンターブレイン 2009-08-20 売り上げランキング : 85 Amazonで詳しく見る by G-Tools 鑑賞後直後のつぶやき 「びっくりするほど普通に面白かった映画ですね……。時かけで失敗していたことと比べてみれば」 「(なぜ時かけからこんなにも変わって見えるのか)だいたい分かりました」 友達とダベりながらの感想 「1800円ぶんは充分楽しめる。いわゆるプロの仕事ですね」 「サマーウォーズでか

    『サマーウォーズ』が時かけの失敗を繰り返さなかった、簡単な理由 - ピアノ・ファイア
  • 東浩紀・伊藤剛・竹熊健太郎らによるヱヴァ鼎談 簡易レポ - ピアノ・ファイア

    先日、25日夜に朝日カルチャーセンターで行われた、鼎談講座「ヱヴァ」をめぐって − あれから14年の手元のメモと記憶によった簡易レポートです。 講座内容 テレビ放送から14年、今夏「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」が公開されました。今、ヱヴァをめぐって何か起きているのか。14年の間に起きた変化とは。「大人になる」こととは何か。作をきっかけに出会った3人が語ります。 実際の内容を振り返ると、この「大人になることとは何か」「作り手が、受け手が、大人になることで何が変わったのか」というのが一番重要なテーマのはずで、(伊藤剛さんはなるべくそっちに振ろうとしていましたが)でもちっともそういう話にならなかったのはモッタイナカッタですね。 「私達はこんな大人になりました」っていうのは自分側からあまり語りたくないようなことなんでしょうか。 個人的には、トミノが大人に(まるく)なり……、そして庵野さんも大人

    東浩紀・伊藤剛・竹熊健太郎らによるヱヴァ鼎談 簡易レポ - ピアノ・ファイア
  • 「西尾維新キャラ、だと……?」「そんなことよりサメの話しようぜ!」 - ピアノ・ファイア

    東浩紀さんのヱヴァ破感想を読んで腰が抜けたので一言コメント。 ヱヴァンゲリヲン劇場版:破 - hazumaのブログ 批評家的には、たとえば新キャラ眼鏡っ子に注目でしょうか。彼女はゼロ年代的というか決断主義的というか、要は西尾維新キャラとして導入されており、90年代ひきこもり組(シンジ&レイ)と対照的な存在です。 彼女はゼロ年代的というか決断主義的というか、要は西尾維新キャラとして導入されており ゼロ年代的というか決断主義的というか、要は西尾維新キャラとして導入されており 要は西尾維新キャラとして導入されており そんなことより トップ2の話しようぜ! トップをねらえ2!完全読 (Dセレクション) メディアワークス 2007-04 売り上げランキング : 211295 Amazonで詳しく見る by G-Toolsフリクリズム フリクリ デザインワークス キマタ フユ 角川書店 2001-0

    「西尾維新キャラ、だと……?」「そんなことよりサメの話しようぜ!」 - ピアノ・ファイア
  • 「改心する悪い女の子」という属性に萌える - ピアノ・ファイア

    身辺雑感/脳をとろ火で煮詰める日記: 「改心する女の子」キャラクターの一覧 みやもさんが一覧にもまとめてくれていますが、ちょっと前からこの「悪役の女の子が善玉に改心する」というヒロイン属性が燃えています。 mixiやTwitterでさんざ主張していたのですが、そろそろ周囲の人達からも認知を受けてきたっぽい(たぶん錯覚)ので、自分でもエントリにしてみようと思いました。 まずこれは「悪役」というのがたぶんポイントで、決して根っからの「悪人」ではないということ。 みやもさんがその前のエントリ(こっちは男女の性別を問わないリスト)で、 極端な悪はその純性ゆえに何かのきっかけであっさり善へと極端な属性転換が行われることもあり、これもまた我々に大きな感化作用をおよぼすものである。 身辺雑感/脳をとろ火で煮詰める日記: 悪役論・補記:悪から善への軽やかなシフトチェンジについて ……と書いているように「改

    「改心する悪い女の子」という属性に萌える - ピアノ・ファイア
  • 「誰でも助ける」主人公の生まれ方 - ピアノ・ファイア

    「誰でも助ける」ハーレムメーカーと、人生を救われることで惚れる者たち - ピアノ・ファイア 先日の日記からの発展ですが。 なぜこういうタイプの主人公が作り出されるのか? というと、ある種の快楽原則に基づいた制作上の需要からだという理由も考えられますね。 観客は、誰からも感謝される「いい人」でありたいと思っている(自分がそうであるかは別として) 翻せば観客は、できれば誰も傷つけたくないと思っている 観客は、誰でも助けるような人物の味方(=視点)に立ちたいと思っている 翻せば観客は、誰かを見捨てるような人物を見たくないと思っている 前半は主人公に自分を重ねて共感するような場合の快楽原則、後半は主人公を「眺める側」についた場合の快楽原則で、どちらも同じ行動原理を主人公に求めることになります。 こういう快楽原則の要望に応える人物がセーフティでオーソドックスな「主人公」と呼ばれる人物造型なのかもしれ

    「誰でも助ける」主人公の生まれ方 - ピアノ・ファイア
  • ゼロ年代における「契約から再契約へ」の想像力 - ピアノ・ファイア

    お久しぶりです。 先週末は東京に出ていました。合計して27人との出会いがあり、七人の編集者さんと話しこんだり、小林尽に会ったりしていたのですが、このブログの更新再開一発目は、20日に催された「海燕オフ」発祥の「契約→再契約」の話をしたいと思います。 http://d.hatena.ne.jp/kaien/20080922/p1 あと、決断主義批判と「契約」「再契約」の話はおもしろかった。 くわしく語りはじめると長くなるので省略するけれど、2000年代以降のエンタメ作品では、『Fate』や『コードギアス』など、しばしば「契約」というモティーフが取り上げられる。 しかし、「契約」をあつかった物語では、かならず「再契約」が語られるものなんだ。という内容でした。 http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20080921/p3 こういう「構造の流れ」はどうもありそ

    ゼロ年代における「契約から再契約へ」の想像力 - ピアノ・ファイア
  • 「クラリスにとってのルパン」という初恋の象徴 - ピアノ・ファイア

    これは、こないだ(五月頃)日テレ系でカリオストロの城をやってたのを観ながら考えていた「クラリス」の話です。 それを持ちネタとしてオフ会などで語ってみると、結構ウケが良かった(特に女性からの評判が良かった)ので、二ヶ月越しにエントリ化してみますという話。 ルパン三世 - カリオストロの城 モンキー・パンチ ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2001-04-26 売り上げランキング : 1051 Amazonで詳しく見る by G-Tools クラリスのルパンへの思慕っていうのは奥が深いもんで。 以前、『Fate/stay night』における「凜→アーチャー」の関係(カップリングですね)を『Papa told me』の「娘→父」関係に喩えるという話があって、それは何を意味するかというと……、 間違いなく「初恋」ではあるけれど、相手の男は自分に手を出さない――、つまり男女関係に発展し

    「クラリスにとってのルパン」という初恋の象徴 - ピアノ・ファイア
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