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長野市議会の12月定例会の一般質問で、就職先の決まらない学生に対するアドバイスを求められた鷲沢正一市長が「一番大事なのは反省すること」などと述べた。 共産党市議団は16日、「市長として不適当」として発言の取り消しを求める申し入れ書を提出した。鷲沢市長は10日の答弁で、「就職活動をしたことがなく、私が答えるのは不適当」とした上で、「社会に文句を言っても何のプラスにもならない」「自ら反省することで、自分は何を求めているか、あらゆる手段を使ったか、いろんなコネを使ったかとか、そういうことがあると思う」と発言した。 同市議団は申し入れで、「就職は子供の責任ではない。若い世代にコネという言葉も適当ではない」と指摘したが、鷲沢市長は「反省することは大事。コネを使うのが何が悪いのか」として撤回しなかったという。
海江田万里経済財政担当相は19日、民放の報道番組に出演し、2011年度税制改正大綱で、給与所得控除の上限とすることが決まった年収1500万円について「金持ちではない。中間所得者だ」と述べた。 高所得者層を狙った増税との批判が出ていることに反論した。しかし、年収1500万円を超える給与所得者は全体の1.2%に当たる約50万人で、海江田氏の認識に批判が出る可能性もありそうだ。 政府は大綱に基づき、税制改正法案をつくり、年明けの通常国会に提出する。ただ、海江田氏は、参院で否決された法案を衆院で再可決するための「3分の2」の勢力が確保できていない現状を踏まえ「(大綱は)下手をすれば絵に描いた餅になってしまう」と懸念を示した。
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