米メディシノバ社は3月27日、イブジラスト(MN-166)による進行型多発性硬化症(進行型MS)に伴う黄斑損傷を適応として出願中の特許に対して、日本特許庁から承認通知を受領したと発表しました。 多発性硬化症は、免疫細胞が脳や脊髄、視神経に炎症を起こし、神経組織を障害することにより、視力障害、運動障害、感覚障害、認知症、排尿障害などのさまざまな神経症状を引き起こす自己免疫疾患です。 イブジラストは、マクロファージ遊走阻止因子(MIF)阻害剤、ホスホジエステラーゼ-4及び-10の阻害剤で、炎症促進作用のあるサイトカイン、IL-1β、TNF-a、IL-6などを阻害する働きを有しているファースト・イン・クラスの経口摂取可能な小分子化合物です。ほかに、反炎症性のサイトカインIL-10、栄養因子およびグリア細胞株由来神経栄養因子を活性化する働きも認められています。 今回承認された特許は、イブジラストに
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