広島“格上じゃない”東京Vに完勝 【天皇杯 広島1―0東京V】J1の東京Vを相手に終始攻めまくった広島が後半44分、MF高柳のゴールで5回戦に進出。「相手が格上だという意識は全くありませんでした。うちは今年J2にいるだけで、しっかりやれば勝てる相手」。日本代表FW佐藤寿はチームの思いを代弁した。 スコアこそ1―0だが、シュート数は17―5。人もボールも動く「ムービングサッカー」でJ2断トツの89得点を奪った攻撃力は本物だった。シュトルム・グラーツ(オーストリア)でオシム前日本代表監督の後任として指揮を執った経験を持つペトロヴィッチ監督は「われわれのサッカーはJ1相手でも通用する」と胸を張った。 5回戦では川崎F―山形の勝者と対戦。W杯アジア最終予選カタール戦の日本代表に選出されれば出場できないが、佐藤寿は「川崎は間違いなく格上。複雑だけど出たい」と対戦を熱望した。
<天皇杯:広島1-0東京V>◇4回戦◇2日◇西が丘 J1勢を撃破! 天皇杯全日本サッカー4回戦が行われた2日、J2サンフレッチェ広島はJ1東京Vを1-0で下し、5回戦に駒を進めた。3月1日の鹿島とのゼロックス杯以来となるJ1勢との対戦は、終了間際にMF高柳一誠(22)が決勝ゴール。J2優勝&昇格を果たしたサンフレが、今後もJ1勢を苦しめる。 紫と緑に染まるスタンドを、J2チームが魅了した。前半のシュート数はほぼ互角。それが後半はサンフレが12-1と圧倒した。東京Vは攻撃の鍵を握るMFディエゴが前半終了間際にDFストヤノフを突き飛ばして一発退場-。出場34回優勝5回の東京Vと、出場57回優勝3回の広島による名門対決は、最後まで攻撃を仕掛けたサンフレに軍配が上がった。 日本代表岡田監督とオシム前日本代表監督が見守る中、後半44分、サンフレに値千金のゴールが生まれた。同34分にMF青山と交代出場
日本サッカー協会の犬飼基昭会長(66)は3日、仙台市でのPHQ(プレジデント・ヘッド・クオーターズ)9地域訪問会議に出席し、Jリーグ、協会で検討課題になっているJリーグの秋春シーズン制について、東北地区サッカー協会トップに報告した。犬飼会長は「皆さん、すでに内容は知っており、特に質問はなかった。こちらも質問があると思っていたんだけども…」と、やや拍子抜けした様子。加えて10歳から15歳までの指導者育成の充実、女子サッカーの環境整備などが話し合われた。 また、宮城県サッカー協会の申し出により、9日のJ2仙台-広島(宮城スタジアム=4万9133人)を盛り上げるため、当日予定されている同県サッカーリーグなど数試合を中止にし、仙台の応援に振り向けることになった。今後、同スタジアムでの代表戦開催への判断材料になる見込み。
大分に初Vフィーバー スポンサー続々名乗り 大分に早くも「ナビスコフィーバー」到来。優勝から一夜明けた2日、チームは羽田空港から大分へと凱旋した。サポーターが待つ大分空港や、対応に追われたクラブ事務所は大にぎわい。来季のスポンサー獲得へも好影響を与えた。 空港に詰めかけたサポーターは約200人。選手らはもみくちゃにされながら、ともに喜びを分かち合った。大分市内の事務所にも70本以上の祝電が届き、九州出身である麻生太郎首相(68)からは「地方の元気が日本の元気を作る。今回の快挙に、敬意と感謝の意を表します」とのメッセージが届いた。リーグ戦のチケットを求める電話も鳴り響いたという。休日返上で対応した社員は雑務に追われ、「忙しくて昨日はほとんど眠れませんでした」とうれしい悲鳴だ。 運営体制にも追い風が吹いた。まだ交渉途中ではあるが、複数の企業が来季のスポンサーに興味を示している模様。「来季から、
<天皇杯:川崎F3-1山形>◇4回戦◇3日◇等々力 J2山形がJ1のチームに完敗した。前半9分、DF石川竜也(28)の左FKにDF石井秀典(23)が頭で合わせて先制。しかし、これで相手に火をつけたのか、その後は防戦一方。FWレナチーニョ(21)ら相手攻撃陣にシュート23本を浴び、3失点で逆転負けした。小林伸二監督(48)は「個々のレベルが高くJ2にないチーム。うちはまだまだです。今日の経験は次のJ2の試合に生かしたい」と話した。J2リーグ戦は残り4試合で2位につけている。悲願のJ1昇格に向けて、9日の徳島戦に気持ちを切り替えていた。
第88回天皇杯全日本サッカー選手権4回戦(3日、浦和1−0愛媛FC、駒場)Jリーグ1部(J1)の浦和は、高原、阿部を温存するもほぼベストメンバーでJリーグ2部(J2)の愛媛FCと対戦。1−0と辛勝し、昨年の悪夢を払拭した。 浦和は互いに無得点の延長前半5分に田中マルクス闘莉王が倒されて得たPKをポンテが落ち着いて決めた。 【写真で見る】 細貝萌、一発退場の瞬間! 愛媛になんとか勝利した浦和だが、延長前半12分、細貝萌が愛媛FC・金守智哉からのチャージにカッとなり金守を押し倒し一発退場。さらに試合後にはサポーターの一部から起こったブーイングに、田中マルクス闘莉王がたまらず詰め寄り言い合いをするなど後味の悪さを残した。 愛媛は昨年、天皇杯3連覇を狙った浦和を0−2で下す波乱を起こし、浦和・エンゲルス監督は「鹿島のようなこともある。うちはそうならないようにしないといけない」と一発勝負の怖
地方クラブの偉業が、麻生太郎首相(68)の心も奪った。ナビスコ杯初優勝を飾った大分の事務所に2日、首相から祝電が届いた。「地方の元気が日本の元気をつくります。私は、そう信じています。今回の快挙に、敬意と感謝の意を表します」。商業圏が大きくない地方からの快挙をたたえるものだった。 異例の祝電だ。関係者によると、首相がプロ野球やJリーグなどの優勝クラブに祝電を送ることはめったにないという。電報を手にした溝畑宏社長(48)は「日本が求めていた地域の活性化につながる。私たちの経営理念が間違っていなかった。チームだけでなく、サポーター、スポンサー、クラブを愛するすべての人に送られたものだと思います」と話した。 そのほかにもクラブ事務所には、60通を超える電報や花が届いた。シャムスカ監督や選手、スタッフは羽田空港発の航空機で昼すぎに凱旋(がいせん)。機内でもお祝いアナウンスが流れ、大分空港では200人
U19日本5発発進!水沼2発イエメン圧倒…アジアユース選手権 ◆アジアユース選手権1次リーグ ▽A組 日本5―0イエメン(31日、サウジアラビア) 日本5発発進―。日本代表は31日、同イエメン代表と1次リーグA組の初戦を戦い、5―0で大勝した。MF水沼宏太(18)=横浜M=が先制弾を含む2ゴールを挙げる大活躍。ベスト4以上で決定する8大会連続でのU―20W杯(05年大会までは世界ユース選手権)出場へ向け、最高のスタートを切った。 圧巻のゴールラッシュでイエメンを粉砕した。前半12分に、MF水沼の芸術ループで先制すると、同32分には、FW永井が追加点。後半に入ると、勢いは加速。MF山本、水沼、鈴木と、立て続けにゴールを決めて大量5得点。「いい時間帯に点が取れた」と牧内辰也監督(44)は満足げ。8大会連続のU―20W杯出場、初のアジア王者へ向け、最高のスタートを切った。 万全のチーム状態ではな
開始早々に先制された川崎だが、谷口の同点ゴールを皮切りに自慢の攻撃力で逆転勝ちした。前半19分、ジュニーニョの左クロスに猛然と走り込んだ谷口がヘディングで決めた。「最初の失点は僕のミスだったので、取り返せて良かった」とほおを緩めた。 守備的MFながら果敢にゴール前に飛び込む姿勢が持ち味。今季リーグでは9得点を挙げ、北京五輪でも存在感を示した。観戦した日本代表の岡田監督は「彼のことは常に気に掛けている」と話した。(等々力) [ 共同通信社 2008年11月3日 17:46 ] 前後の記事 - [サッカー] ACミランが単独トップ バルセロナも首位浮上 - 11月3日 18:00 谷口、反撃の口火切る 川崎 - 11月3日 17:48 浦和が愛媛に辛勝 サッカー天皇杯4回戦 - 11月3日 17:39 川崎などJ1勢が5回戦へ=浦和は愛媛に辛勝−天皇杯サッカー - 11月3日 17:21 【
<天皇杯:川崎F3-1山形>◇4回戦◇3日◇等々力 川崎FのFW鄭大世(24)は、両軍最多6本のシュートを打ちながら不発に終わり「終わってる」と猛省した。前半28分にゴール前でフリーになり、思い切りヘッドでシュートも、たたきつけすぎて枠を外した。さらに同42分には力いっぱいシュートを放ったものの、枠の外に飛び出していたGKに当てるなど精度を欠いた。 チームは逆転勝ちしたが「基礎的なものがなっていない。ヘッドの練習をしなきゃなぁ」と反省しきりだった。
広島16強進出で「代表?クラブ?」揺れる佐藤寿…天皇杯 ◆第88回天皇杯全日本選手権 第6日 東京V0―1広島(2日、西が丘) J1の東京Vを圧倒し、ベスト16に進出した広島だが、FW佐藤寿は複雑な心境を吐露した。川崎と山形の勝者と対戦する5回戦(長崎)は、日本代表が19日のW杯アジア最終予選カタール戦(ドーハ)へ向け、出発する15日に行われる。 「川崎に勝ってこそJ1でやれることを証明できる。川崎とやりたいけど、代表も大事だし…」10月15日のウズベキスタン戦は、日本代表に選出されながらも、ベンチ外だった。ペトロヴィッチ監督は「(日本協会に)話すことはしない。私は政治家ではない」と、チーム同様、招集されれば送り出す姿勢を示した。 J2優勝を決めた広島は天皇杯制覇が残りシーズンの目標。前回は準優勝。佐藤寿は「悔しい思いをした。天皇杯はチャンス」とリベンジに燃えている。15日、佐藤寿は長崎に
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