【浜松】浜松ホトニクスは、脳梗塞などの原因となる血栓をレーザー光で溶解する技術「レーザー血栓溶解治療システム」を開発した。従来の薬剤などを使う方法と比べ、出血などの副作用リスクが低い。浜松医科大学などと共同で早ければ来春にも治験を開始し、5年後の実用化を目指す。 レーザーによる血栓溶解技術が実用化されれば世界初という。同システムは光ファイバーが入ったカテーテルを患者の大腿(だいたい)部の血管から挿入。体内を経由して目的の血栓まで移動し、レーザー光を照射する。 レーザー光は血栓だけを選択的に溶解できる波長532ナノメートル(ナノは10億分の1)。短時間照射を断続的に繰り返して血栓を細かく切削する。この波長は血管壁には吸収されにくいため「血管を傷つけるリスクがほとんどない」(岡田裕之開発本部PET事業推進部部長代理)。 カテーテルは先端部外径0・8ミリメートルの光ファイバー一体型を独自に...
サイバーダインは医療ロボットベンチャーの海外展開支援を始める。2016年度に川崎市に新設予定の医療産業イノベーション拠点で、臨床開発や医療経済効果評価、医療ビッグデータ解析などの支援機能を設け、ベンチャーを呼び込む。同時に19年度に予定していた官民連合体「サイバニクス・エクセレンス・ジャパン(CEJ)」の設立を17年度に前倒しする。 サイバーダインはドイツでロボットスーツ「HAL」を医療機関向けに普及させたノウハウを持つ。治療費は高価だが、HALの活用で患者の重症化を防ぎ、介護費用を削減し、結果としてトータルの医療費を圧縮することを示し、採用に結びつけた。また、同社のドイツ子会社には同国の公的労災保険機関(BGRCI)が出資しており、米国でも医療保険会社との連携を進めている。 ここで得た導入効果を数値として示す手法を、海外での医療ビジネスに取り組むベンチャー企業に提供する。 さらに新...
ソニーグループは8日、2025年3月期連結業績予想(国際会計基準)の売上高を前回予想から1000億円上方修正し、前期比2・4%減の12兆7100億円を見込むと発表した。自社制作以外... マイクリップ登録する
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く