国立天文台は、京都大学大学院理学研究科(以降、京都大学)の3.8m望遠鏡(前景)を岡山天体物理観測所188cm反射望遠鏡(遠景)の後継機と位置付けています。平成30年度から京都大学の協力のもと、3.8m望遠鏡の観測時間の約半分を共同利用に供する予定です。一方、188cm反射望遠鏡以下の望遠鏡群は、それぞれ研究者グループ等の自己負担による運用へと移行させる予定です。 新しい景色へのいざない 平成30年4月、岡山アストロコンプレックス(仮称)が誕生します。京都大学3.8m望遠鏡の運用に国立天文台が貢献するかたちで、3.8m望遠鏡の観測時間の約半分を共同利用に供します。国立天文台の188cm望遠鏡は、東京工業大学理学院の系外惑星観測研究センターを中心とした研究者グループによる自己負担での運用に移行する予定です。他のより小型の望遠鏡群も、それぞれ希望する研究者グループ等による自己負担での運用へと引