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ブックマーク / www.nao.ac.jp (14)

  • 岡山アストロコンプレックス(仮称)の誕生 | ギャラリー

    国立天文台は、京都大学大学院理学研究科(以降、京都大学)の3.8m望遠鏡(前景)を岡山天体物理観測所188cm反射望遠鏡(遠景)の後継機と位置付けています。平成30年度から京都大学の協力のもと、3.8m望遠鏡の観測時間の約半分を共同利用に供する予定です。一方、188cm反射望遠鏡以下の望遠鏡群は、それぞれ研究者グループ等の自己負担による運用へと移行させる予定です。 新しい景色へのいざない 平成30年4月、岡山アストロコンプレックス(仮称)が誕生します。京都大学3.8m望遠鏡の運用に国立天文台が貢献するかたちで、3.8m望遠鏡の観測時間の約半分を共同利用に供します。国立天文台の188cm望遠鏡は、東京工業大学理学院の系外惑星観測研究センターを中心とした研究者グループによる自己負担での運用に移行する予定です。他のより小型の望遠鏡群も、それぞれ希望する研究者グループ等による自己負担での運用へと引

    岡山アストロコンプレックス(仮称)の誕生 | ギャラリー
  • 国立天文台 岡山天体物理観測所 全史

    1960年に東京大学東京天文台(当時)の施設として開所し、1962年に全国の研究者を迎え入れて観測を開始した岡山天体物理観測所は、1988年に東京天文台が国立天文台へ改組され、2004年には法人化される中、2017年末まで56年間に渡って全国の天文学者に国内随一の光赤外線天文観測環境を提供してきました。 世界的にも重要な成果を数多く挙げてきた当観測所ですが、2018年3月末をもって国立天文台の「プロジェクト(目的と期限を持った組織)」としての役割を終了することになりました。188cm望遠鏡以下の望遠鏡たちは、それぞれ運用が大学等の研究者へと引き継がれ、専用望遠鏡としてこれまでとは違った形で有効に利用されて行く予定です。 この組織の変革を機に、岡山天体物理観測所のこれまでの軌跡と今後の展望を「全史」としてサイトにまとめました。日の天文学の一翼を担ってきた当観測所の「歴史」と「未来」を感じ

    国立天文台 岡山天体物理観測所 全史
  • 活動的な超巨大ブラックホールを取り巻くガスと塵のドーナツ―予言されていた回転ガス雲を初めて観測で確認|国立天文台(NAOJ)

    研究成果 2018年2月14日 活動的な超巨大ブラックホールを取り巻くガスと塵のドーナツ―予言されていた回転ガス雲を初めて観測で確認 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した渦巻銀河M77の中央部。そのさらに中心部分をアルマ望遠鏡が観測し、超巨大ブラックホールを取り巻くガスの分布を写し出しました。半径約700光年の馬蹄形をしたガス雲と、その中心にある超巨大ブラックホールを包む半径約20光年のコンパクトなガス雲が見えています。アルマ望遠鏡による観測で、このコンパクトなガス雲の回転を初めてはっきりととらえました。アルマ望遠鏡で観測したHCO+分子(ホルミルイオン)の電波を赤色、HCN(シアン化水素)分子の電波を緑色で示しています。 画像(3.4MB) 今西昌俊氏を代表とする国立天文台及び鹿児島大学からなる研究チームは、アルマ望遠鏡を使って渦巻銀河M77の中心核を観測し、超巨大ブラックホールをドーナツ状に取

    活動的な超巨大ブラックホールを取り巻くガスと塵のドーナツ―予言されていた回転ガス雲を初めて観測で確認|国立天文台(NAOJ)
  • アルマ望遠鏡、原始星円盤へのガス流入の詳細を明らかに|国立天文台(NAOJ)

    東京大学と国立天文台を中心とする研究グループは、原始星を取り巻く円盤の構造を詳しく調べるため、おうし座にある原始星TMC-1A(地球からの距離 約450光年)をアルマ望遠鏡で観測しました。その結果、この原始星を取り巻くガス円盤とその周囲でのガスの動きがこれまでになく詳細に明らかになりました。 TMC-1Aは誕生直後の若い星で、その周囲にはガスの円盤があり、さらにそれを取り巻くようにガス雲(エンベロープ)が取り囲んでいることが知られています。しかし、ガス円盤が星の誕生過程のどの段階で作られ、どのように成長していくのかは、観測的研究からも理論的研究からもまだ明らかになっていません。今回の観測では、高い感度を持つアルマ望遠鏡によって、原始星を取り巻くガス円盤とそこに向かってゆっくりと落下するガスを直接見分けることに初めて成功しました。今回の研究は、原始星周囲の円盤の成長と進化の謎に迫る重要な一歩

    アルマ望遠鏡、原始星円盤へのガス流入の詳細を明らかに|国立天文台(NAOJ)
  • 126億光年彼方の宇宙で成長中の小さな銀河を多数発見~そしてすばるやハッブルで見えない世界へ~|国立天文台(NAOJ)

    研究成果 2016年3月8日 126億光年彼方の宇宙で成長中の小さな銀河を多数発見~そしてすばるやハッブルで見えない世界へ~ 愛媛大学などの研究者からなる研究チームは、すばる望遠鏡で発見した126億光年彼方の宇宙にある若い銀河およそ80個を、ハッブル宇宙望遠鏡でさらに詳しく撮影しました。その結果、54個の銀河で詳細な形が写し出されましたが、うち8個は二つの小さな銀河の集まりであることが判明しました。また、残り46個は一つの銀河のように見えていますが、少し伸びた構造をしていました。 コンピュータ・シミュレーションを駆使して調べたところ、この少し伸びた構造も、二つ以上の小さな銀河が非常に近い距離にあることで説明できることがわかりました。これらの結果から、126億光年彼方の宇宙では、小さな銀河の塊が衝突することで星が活発に作られ、大きな銀河へと育っていく途上にいると考えられます。 研究チームはハ

    126億光年彼方の宇宙で成長中の小さな銀河を多数発見~そしてすばるやハッブルで見えない世界へ~|国立天文台(NAOJ)
  • A Violent Wind Blown from the Heart of a Galaxy Tells the Tale of a Merger

  • 銀河から吹き出す激しい風 -銀河風の構造に刻まれた銀河合体とスターバーストの歴史-|国立天文台(NAOJ)

    広島大学、国立天文台、台湾中央研究院、法政大学からなる研究チームは、すばる望遠鏡主焦点カメラSuprime-Cam(シュプリーム・カム)での観測によって、スターバースト銀河NGC 6240から吹き出す大量の電離ガスの詳細構造をとらえることに成功しました。この電離ガスは差し渡し30万光年にも及んでおり、スターバースト(銀河の中で起こる激しい星生成活動=爆発的星生成)によって生成された銀河風によって銀河から外に吹き飛ばされています。すばる望遠鏡の集光力と高解像度によって、近傍宇宙では最大規模の銀河風の複雑な構造が明らかになりました。 得られたデータを詳細に解析した結果、NGC 6240は過去に少なくとも3回の激しいスターバーストを起こしており、各々のスターバーストによって発生した銀河風が、今回明らかになった複雑な電離ガス構造を形成したことが分かりました。最も古いスターバーストは今から約8000

    銀河から吹き出す激しい風 -銀河風の構造に刻まれた銀河合体とスターバーストの歴史-|国立天文台(NAOJ)
  • 天の川銀河の中で二番目に大きなブラックホールの兆候を発見|国立天文台(NAOJ)

    概要 慶應義塾大学理工学部物理学科の岡朋治(おか ともはる)教授らの研究チームは、天の川銀河の中心領域にある特異分子雲中に太陽の10万倍の質量を持つブラックホールが潜んでいる兆候を見出しました。多くの銀河の中心に巨大ブラックホールがある事が最近の研究によって分かってきていましたが、その形成・成長のメカニズムは解明されていませんでした。今回、慶應義塾の研究チームは、天の川銀河の中心核「いて座A*」から約200光年離れた位置に発見された特異分子雲CO–0.40–0.22の詳細な電波観測を行い、その詳細な空間構造と運動を明らかにしました。これらの結果から、太陽の10万倍もの質量を持つコンパクトな重力源があるとこの分子雲の運動が説明できます。赤外線やX線観測ではこの重力源の位置に対応する天体は見られないこともあり、ブラックホールであるとすると、天の川銀河では中心核「いて座A*」に次いで二番目に大き

    天の川銀河の中で二番目に大きなブラックホールの兆候を発見|国立天文台(NAOJ)
  • 最新の測月データで探る月の内部構造|国立天文台(NAOJ)

    国立天文台、北海道大学、宇宙航空研究開発機構、大阪大学の研究者から成る研究チームは、アポロ月震データと最新の測月データとを組み合わせて月の内部構造を推定しました。その結果、これまでの研究と比較してマントル下部の軟らかい層がより厚く、その密度がより大きいモデルで観測値がうまく説明できることが分かりました。この研究結果は、月の歴史の初期にマントルの上部に形成されたチタンに富んだ重い層が、その後マントルの深部に沈んだとする「マントルオーバーターン仮説」を支持します。 研究に基づく月内部構造の概略図 詳しくは最新の測月データで探る月の内部構造(RISE月惑星探査検討室)をご覧ください。 研究成果は2015年10月発行の米国の地球物理学専門誌『ジオフィジカル・リサーチ・レターズ』掲載されました(Matsumoto et al., 2015, Internal structure of the M

    最新の測月データで探る月の内部構造|国立天文台(NAOJ)
  • 三鷹・星と宇宙の日 2015 (国立天文台特別公開)

    お願い ※入口は、両日とも国立天文台正門一カ所のみです。三鷹市星と森と絵の家にお越しの方も、正門からご入場ください。 ※当日は自転車とバイクの駐輪場があります。自動車での来訪はご遠慮ください (10月23日、24日は、国立天文台の来場者用有料駐車場をご利用いただけません)。 ※お体の不自由な方で、車での来訪を希望される場合は、お問い合わせください。別途対応させていただきます。 ※ペットを連れての来訪はご遠慮ください。補助犬(盲導犬、介護犬等)は可能です。 主催 自然科学研究機構 国立天文台 自然科学研究機構 アストロバイオロジーセンター 東京大学大学院 理学系研究科附属 天文学教育研究センター 総合研究大学院大学 物理科学研究科 天文科学専攻 後援 公益社団法人 日天文学会 公益財団法人 天文学振興財団 協力 東京大学消費生活協同組合天文台支所 大沢地区住民協議会 三鷹市 星と森と絵

    三鷹・星と宇宙の日 2015 (国立天文台特別公開)
  • 黒点形成時に発生する爆発・ジェット現象の仕組みを解明|国立天文台(NAOJ)

    太陽の表面に暗い影のように現れる黒点は、地球を上回る大きさの強力な磁場のかたまりです。黒点はときに大規模な爆発現象(太陽フレア)を起こすことがあり、私たちの地球環境にも多大な影響を与えうる存在です。したがって、黒点磁場の解明は天文学における重要課題のひとつとされてきました。たとえば、黒点が形成・成長していくときの磁場のはたらきには謎が多く残されています。また、黒点が作られる際には突発的な小規模な爆発現象やジェット噴出が盛んに発生することがありますが、この仕組みもよく分かっていませんでした。 この謎に挑むため、国立天文台の鳥海森(とりうみ しん)特任助教を中心とする国際研究チームは、日の太陽観測衛星「ひので」とアメリカの太陽観測衛星「IRIS(アイリス)」「SDO」を用いて太陽黒点の共同観測を行うとともに、スーパーコンピューターによる詳細なシミュレーションを組み合わせた研究を行いました。そ

    黒点形成時に発生する爆発・ジェット現象の仕組みを解明|国立天文台(NAOJ)
    frothmouth
    frothmouth 2015/10/05
    “黒点形成時に発生する爆発・ジェット現象の仕組みを解明”
  • 超巨大ブラックホール近傍から噴出する電波ジェット根元のふらつき現象を発見|国立天文台(NAOJ)

    山口大学大学院理工学研究科の新沼浩太郎准教授、韓国天文宇宙科学研究院の紀基樹特任上席研究員等で構成される研究チームは、これまで不動と思われていた電波ジェットの根元の位置が、ジェット噴流の軸に沿って大きく“ふらつく”新しい現象を発見しました。活動銀河の中心に潜む超巨大ブラックホール近傍から噴出する電波ジェットは長年観測されていますが、根元の“ふらつき現象”を直接検出したのは世界で初めてです。 これは地球から約133メガパーセク(4.3億光年)の位置にある活動銀河マルカリアン421の中心核付近で起こったX線大爆発現象の直後から約7カ月間にわたって、超長基線電波干渉計(VLBI)である国立天文台のVERA電波望遠鏡を用いて高空間解像度かつ高頻度の観測を行って得られた成果です。 今回の新発見は、宇宙物理学において長年の謎となっている超巨大ブラックホール近傍から噴出するジェットの形成メカニズムを理解

    frothmouth
    frothmouth 2015/07/28
    “超巨大ブラックホール近傍から噴出する電波ジェット根元のふらつき現象を発見”
  • すばる望遠鏡 Hyper Suprime-Cam が描き出した最初のダークマター地図|国立天文台(NAOJ)

    国立天文台、東京大学などの研究者からなる研究チームは、すばる望遠鏡に2012年に新しく搭載された超広視野主焦点カメラ Hyper Suprime-Cam(ハイパー・シュプリーム・カム、HSC)を用いて、「ダークマター」の分布の広域探査を進めています。 今回研究チームは、HSCでの観測初期に取得されたデータを用いた解析から、2.3平方度にわたる天域におけるダークマターの分布を明らかにし、銀河団規模のダークマターの集中がこの天域に9つ存在することを突き止めました。これは現在の宇宙モデルに基づく予測よりも多いものですが、たまたま宇宙の平均よりダークマターが密集した天域を観測した結果なのか、或いは過去においてダークエネルギーが期待されていたほど存在せず、緩やかな宇宙膨張のなかで天体形成が早く進行した結果なのかは、明らかになっていません。よって、この解明には、今後のより広い天域での観測結果を待つこと

    すばる望遠鏡 Hyper Suprime-Cam が描き出した最初のダークマター地図|国立天文台(NAOJ)
    frothmouth
    frothmouth 2015/07/03
    “すばる望遠鏡 Hyper Suprime-Cam が描き出した最初のダークマター地図”
  • 皆既月食 2015年4月4日 | 国立天文台(NAOJ)

    2015年4月4日 皆既月(東京での見え方)大きなサイズ 各地の月の出や月中の月の位置は、暦計算室の月各地予報で調べることができます。 前回日で見ることができた皆既月は2014年10月8日に起こりました。 次回日で見ることができる皆既月は2018年1月31日に起こります。このときも今回同様、皆既ばかりでなく部分の始めから終わりまでを、日全国で見ることができます。 *「分」とは、月の欠ける深さを表す数値です。分0.5とは、月のみかけの直径の50パーセントが影に入り込むことを意味します。分が1.0以上になると、月が影に完全に入り込み、皆既となります。 月とは 地球と月は太陽の光を反射して輝く天体です。地球(月)にも太陽の光による影があり、太陽とは反対の方向に伸びています。この地球の影の中を月が通過することによって、月が暗くなったり、欠けたように見えたりする現

    皆既月食 2015年4月4日 | 国立天文台(NAOJ)
    frothmouth
    frothmouth 2015/04/04
    “2015年4月4日の皆既月食について”
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