イスラム過激派組織「イスラム国」による日本人人質事件は、拘束していたジャーナリストの後藤健二さんとサジダ・リシャウィ死刑囚(ヨルダンで収監中)の交換期限とした29日日没(日本時間29日深夜)から2日以上が過ぎ、膠着状態と思われていた。 1月31日深夜(日本時間2月1日未明)、「イスラム国」は後藤さんが殺害される様子を映したビデオ映像を「日本政府へのメッセージ」としたインターネット動画サイトに公開した。 後藤さんとみられる男性がひざまずき、横にはナイフを持った黒ずくめの男が立っているという。 英語で、安倍政権のこの間の動きを批判し、日本が「イスラム国」と戦う連合に参加したことを理由に後藤さんを殺害すると語り、最後に後藤さんの首にナイフを突きつける場面で映像が暗転。その後、男性の遺体が映し出されているという。 映像の左上には、「イスラム国」のメディア部門のロゴが映し出されていることから、信憑性