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ブックマーク / univ-journal.jp (210)

  • 慶應義塾大学、学生への食事支援開始へ、外食のワタミと共同で

    慶應義塾大学は外大手のワタミと共同で地元を離れて一人暮らしをする女子学生、家庭の経済的な困窮などで支援を必要とする学生に対し、ミールキットや弁当を届ける支援を始める。これまで慶應義塾大学生協と協力した事支援をしてきたが、企業と連携して支援に取り組むのは初めて。 ミールキットや弁当は栄養バランスに配慮して管理栄養士が献立したもので、毎月、指定日に担当スタッフが学生の自宅へ配達する。授業やアルバイト、サークル活動などで外出している際は、置き配で対応する。育も視野に入れ、管理栄養士のコラムも毎月1回届ける。 慶應義塾大学には家庭が経済的に困窮したり、親元を離れたりして生活費の大部分をアルバイトで稼いでいる学生がいる。しかも、昨今の物価高で学生生活がさらに厳しくなりつつあるという。 参考:【慶應義塾大学】ワタミと慶應義塾大学が学生への事支援を開始-経済的困窮や一人暮らしにより支援が必要な学

    慶應義塾大学、学生への食事支援開始へ、外食のワタミと共同で
    frothmouth
    frothmouth 2024/04/14
    結局、変更なしか... “支援を必要とする学生にはワタミの弁当を毎月1回1食分”
  • 小4~高3女子は男子より睡眠不足、生活習慣調査で判明

    小学4年生から高校3年生までの女子は男子より睡眠不足で、学齢が上がるほど遅寝、遅起きの傾向が強くなることが、広島大学大学院医系科学研究科の田原優准教授、早稲田大学、東京工業大学、ベネッセ教育総合研究所の調査で明らかになった。 その結果、子どもの睡眠習慣は学齢が上がるにつれて遅寝、遅起きが顕著になり、高校3年生では平均睡眠時間が6時間36分と短い一方、休日は8時間以上になっていることが分かった。1週間の睡眠不足は小学生で平日合計1時間程度だが、高校生は2時間半から3時間に増え、平日と休日の生活リズムの時間差が平均で1時間を超えていた。 平日の起床時間は中学生まで大きな男女差が見られなかった。しかし、高校生になると化粧をするせいか、女子のほうが早起きになっていた。逆に高校生の女子は休日の起床時刻が男子より約30分遅くなっている。 睡眠不足や平日と休日の生活リズムの時間差が大きい子どもは疲れやす

    小4~高3女子は男子より睡眠不足、生活習慣調査で判明
    frothmouth
    frothmouth 2022/10/26
    “平日の起床時間は中学生まで大きな男女差が見られなかった。しかし、高校生になると化粧をするせいか、女子のほうが早起きになっていた。逆に高校生の女子は休日の起床時刻が男子より約30分遅くなっている。 睡眠不
  • 食品に食べられるデータを埋め込む技術、大阪大学がフード3Dプリンタで実現

    品にべられるデータを埋め込む技術大阪大学がフード3Dプリンタで実現 大学ジャーナルオンライン編集部 大阪大学大学院の佐藤宏介教授らの研究グループは、フード3Dプリンタを用いて品の内部に特殊なパターンを形成することで、べられるデータの埋め込みを世界で初めて実現した。の安全性向上や新たな体験の開拓が期待される。 研究グループは今回、フード3Dプリンタでクッキーを作成する際、内部の特定の位置へ異なる色の生地を配置したり空間をつくったりして、内部に空間コード(2次元コード、ARマーカーなど)を形成する技術を開発。生地焼成時に内部のパターンが表面に現れず、感や強度にも大きく影響しない内部構造設計技術を確立した。これは、豚肉ミンチでも成功した。 さらに、品内部構造の透過撮影技術により、人の目には見えないデータの読み出しを実現。背面から光を照射して内部の空間コードを表面に浮かび上がらせ

    食品に食べられるデータを埋め込む技術、大阪大学がフード3Dプリンタで実現
    frothmouth
    frothmouth 2022/10/26
    “これまで、食品の賞味期限や産地、含有アレルゲンなどの情報は、包装など食品以外のものへの印字が一般的だった。食品自体にデータ埋め込みができれば、包装開封後、食べる直前まで情報が確認できるが、食品表面へ
  • 生態学:農業と気候変動が昆虫の生物多様性に及ぼす悪影響

    Nature Japan 注目のハイライト 生態学:農業と気候変動が昆虫の生物多様性に及ぼす悪影響 Nature Japan Ecology: Negative impacts of agriculture and climate change on insect biodiversity 土地を集約度の高い農業に利用することと過去の気候温暖化との相互作用は、昆虫の存在量の約50%の減少に関連していることを報告する論文が、Nature に掲載される。 気候変動と土地利用の変化は、昆虫の生物多様性に影響を与えることが分かっており、この2つの要因は、相乗的に作用することがある。例えば、自然の生息地を開墾して農地を造成すると、微気候が変化して、気温の極値が上昇することがある。しかし、これらの要因と昆虫の生物多様性との相互作用の影響は、他の動物種の場合ほど十分に理解されていない。 今回、Charl

    生態学:農業と気候変動が昆虫の生物多様性に及ぼす悪影響
    frothmouth
    frothmouth 2022/05/12
    “土地を集約度の高い農業(作物の多様性が低いこと、またはは家畜の集約度が高いことを特徴とする)に利用し、ベースラインの気温変動を上回る温暖化があった場合には、かく乱が少なく温暖化がゆっくりと進んできた
  • 埼玉工業大学、再エネ用電池の約3,000時間稼働に成功

    埼玉工業大学は再生可能エネルギー用の電池として注目を集めているレドックスフロー電池と太陽光発電を組み合わせた実証実験を1年間続け、約3,000時間の稼働に成功した。今後、再エネの有効活用や電力の自給自足、自然災害時の停電対策として活用が可能とみている。 レドックスフロー電池はイオンの酸化還元反応を溶液のポンプ循環で進行させ、充電と放電をする。1970年代に米航空宇宙局が基原理を発表し、主に1,000キロワット級の電力設備としてバナジウム電池が実用化されている。 埼玉工業大学は、工学部の松浦宏昭准教授の研究グループが韓国のHIグループエナジーHAVCと共同研究し、戸建て住宅1戸分を想定した5.0キロワット-6.6キロワット時のバナジウム系レドックスフロー電池と太陽光発電を組み合わせた電力需給システムを開発、2020年3月からの約1年間で約3,000時間の稼働に成功した。 埼玉工業大学は今回

    埼玉工業大学、再エネ用電池の約3,000時間稼働に成功
    frothmouth
    frothmouth 2021/04/27
    “埼玉工業大学は今回の実証実験で高効率の蓄電池実用化に向けた技術の検証ができたとし、レドックスフロー電池の性能をさらに向上させる技術開発を進める。”
  • 新型コロナ感染を避けたい気持ちが外国人への抵抗感と関連 大阪大学調査

    新型コロナウイルスの感染を避けたい気持ちが外国人を受け入れたくないという気持ちと関連していることが、大阪大学大学院人間科学研究科の三浦麻子教授、山縣芽生大学院生、寺口司招聘研究員らの調査で分かった。ただ、日常的に外国人と交流する機会を多く持つことがその気持ちを緩和する可能性も示されている。 有効回答を分析した結果、感染を避けたいという気持ちの強さが外国人を受け入れたくないとする気持ちと関連していた。感染への嫌悪や慢性的な病気に対する懸念が強いと、外国人のように日常生活でなじみがない存在に対し、ウイルスを持ち込み、感染リスクを高めると警戒し、排斥的になっているとみられる。 しかし、日常的に外国人と接する機会の多さは外国人を受け入れたいと考える気持ちの強さと関連していることも分かった。接触機会が多く、真の情報に触れることで外国人に対する差別や偏見が低減していると考えられる。 回答者個人の特徴に

    新型コロナ感染を避けたい気持ちが外国人への抵抗感と関連 大阪大学調査
    frothmouth
    frothmouth 2021/04/27
    “ただ、日常的に外国人と交流する機会を多く持つことがその気持ちを緩和する可能性も示されている。”
  • モルフォ蝶をヒントに微細構造を工夫、大阪大学が新しい採光窓発案

    大阪大学大学院工学研究科の齋藤彰准教授、山下和真大学院生らの研究グループは、表面の微細構造を工夫することで明るく広角に光が届く新しい採光窓を発案した。南米原産のモルフォ蝶の羽の構造を応用したもので、シミュレーションで有効性を実証している。 そこで、研究グループはモルフォ蝶の羽の微細構造が光を広角に広げ、色の偏りを防いだ結果、宝石のように青く輝いている点に着目、モルフォ蝶の羽が持つ光の特異な反射特性を光の透過に応用して理想的な採光窓を発案した。 この構造を電磁場シミュレーションで検証したところ、モルフォ蝶の羽と同じ結果を得られることが明らかになった。この機能を活用することで天井側まで明るい採光窓や、各種照明に役立つ光拡散板、光の透過性と拡散性に優れたビニールハウスなどの開発に応用が期待できるという。 モルフォ蝶は生きた化石ともいわれる南米産の蝶で、羽が青く輝くことで知られている。その発色は物

    モルフォ蝶をヒントに微細構造を工夫、大阪大学が新しい採光窓発案
    frothmouth
    frothmouth 2021/04/27
    “表面の微細構造を工夫することで明るく広角に光が届く新しい採光窓を発案した。南米原産のモルフォ蝶の羽の構造を応用したもので、シミュレーションで有効性を実証している。”
  • コロナ禍の消費行動変化、二酸化炭素排出に影響せず

    新型コロナウイルスの感染拡大に伴う消費行動の変化が家庭から排出する二酸化炭素量に大きな影響を与えていないことが、東京大学未来ビジョン研究センターの龍吟特任助教、GASPARATOS Alexandros准教授らの研究で分かった。ガソリン消費や外による二酸化炭素排出量は大きく減ったが、料消費による排出量が大きく増えていた。 その結果、外や外出、衣類、娯楽などで排出する二酸化炭素量は大きく減ったが、自宅での事で排出する量が大きく増えていた。電力やガスなど排出量に変化がないものもあった。全体の排出量は2015~2019年と比較してほぼ同じレベルで、年齢グループ間の排出パターンにも特に変化が見られなかった。 日では家庭部門から出る二酸化炭素排出量が全体の7割程度を占め、ライフスタイルや消費行動の変化が排出量の変化に大きな影響を与えると考えられてきた。しかし、研究グループはコロナ禍の消費行

    コロナ禍の消費行動変化、二酸化炭素排出に影響せず
    frothmouth
    frothmouth 2021/04/20
    “日本では家庭部門から出る二酸化炭素排出量が全体の7割程度を占め、ライフスタイルや消費行動の変化が排出量の変化に大きな影響を与えると考えられてきた。しかし、研究グループはコロナ禍の消費行動の変化が自動
  • ウニは光の刺激で胃から腸へのゲートを開く、筑波大学が発見

    筑波大学の谷口俊介准教授らの研究チームは、ウニの幼生が光の刺激を受けると、胃の出口である幽門が開くことを発見した。同じ後口動物であるヒトなどの脊椎動物でも同様の仕組みの発見が期待される。 研究グループは、棘皮動物のバフンウニにおける記載可能な光応答経路の有無を確認するため、顕微鏡下で、太陽光の半分程度の強さの光を当てた幼生を観察した。その結果、光照射の約2分後に幼生の幽門が開口した。多くの動物の幽門開口は胃の物の刺激によって制御されるが、今回の光刺激による幽門開口は、物の摂取前から生じており、これは光の機能の一つに消化管の制御があることを示すという。 また、ウニ幼生を用いた実験から光刺激伝達の経路も分かった。まず、ウニの脳が神経伝達物質のセロトニンを放出、その刺激が幽門近傍の細胞に伝達され、一酸化窒素を放出することで開口が行われていた。 今回、脳から腸への連絡が光刺激伝達の担い手である

    ウニは光の刺激で胃から腸へのゲートを開く、筑波大学が発見
    frothmouth
    frothmouth 2021/04/17
    “。その結果、光照射の約2分後に幼生の幽門が開口した。多くの動物の幽門開口は胃の食物の刺激によって制御されるが、今回の光刺激による幽門開口は、食物の摂取前から生じており、これは光の機能の一つに消化管の
  • ひすい色のオオムカデの新種発見、国内で143年ぶり

    法政大学の島野智之教授をはじめ東京都立大学、国立科学博物館、国立台湾大学の研究チームによって、国内では143年ぶりのオオムカデの新種が発見された。 学名は「Scolopendra alcyona」。美しい青緑色(ひすい色)の体色をしていることと、川に飛びこむ姿から、同様に美しい体色の鳥であるカワセミとおなじく、ギリシャ神話の女神アルキオーネの名前にちなんだもので、一方、和名はムカデにまつわる沖縄の故事にちなんで「リュウジンオオムカデ(琉神大百足)」と命名された。 日には種を含め5種のオオムカデ属が分布するが、日からオオムカデ属の新種が記載されるのは、アオズムカデ(Scolopendra japonica)とトビズムカデ (Scolopendra mutilans)がドイツ人の手によって1878年に新種記載されて以降、実に143年ぶり。また、日人の手によって、オオムカデ属の種が記載・

    ひすい色のオオムカデの新種発見、国内で143年ぶり
    frothmouth
    frothmouth 2021/04/15
    “今回発見されたオオムカデの新種は、陸地と水中にすむ半水棲ムカデで、身の危険を感じると水中に逃げ込み、じっと身を隠す習性をもつ。沖縄本島北部(やんばる地方)の深い森、久米島、西表・石垣島、渡嘉敷島、台
  • 線香の煙の吸入が喘息を悪化させる可能性を示唆 九州大学

    九州大学大学院医学研究院と同大学病院の研究グループは、線香の煙を吸入すると気道が収縮しやすくなり、気道を覆う上皮のバリア機能が低下することで喘息が悪化する可能性があることを明らかにした。 実際に、線香を燃やすと多くの有害物質が発生し、タバコの燃焼時よりも高濃度のPM2.5が室内に長時間浮遊することが知られ、線香を日常的に使用する家庭の子供は、使用しない家庭と比べて喘息のリスクが高く、肺機能も低下しやすくなるという臨床研究の報告もある。ところが、線香煙の吸入が肺や気道の機能にどのような影響を及ぼすのかについては、詳細が明らかになっていなかった。 研究グループは、マウスを用いた実験で、燃焼させる線香の量が多いほど、煙を吸入したマウスの気道過敏性が亢進すること、すなわち気道が収縮して喘息を起こしやすくなることを発見した。また、線香煙への曝露は、マウス肺の「タイトジャンクション蛋白」の発現を低下

    線香の煙の吸入が喘息を悪化させる可能性を示唆 九州大学
    frothmouth
    frothmouth 2021/04/09
    “また、本研究では、線香煙によるマウスの肺や気道への有害な作用は、線香煙吸入後に発生する酸化ストレスによるものであり、抗酸化剤を使用することで症状改善が可能であることも報告している。線香の煙が喘息に及
  • フォークボールの落ちる謎、東京工業大学などがスパコンで解明

    東京工業大学の青木尊之教授を研究代表者とする東京工業大学・九州大学・慶應義塾大学の共同研究チームは、スパコンを使い、フォークボールの落ちる理由が「負のマグヌス効果」であることを初めて解明した。 その結果、ツーシーム(1回転中に縫い目が2しか見えない)回転のボールでは、縫い目のある範囲の角度において下向きの力「負のマグヌス効果」が発生し、低速回転のツーシームであるフォークボールを落下させる大きな要因となることが分かった。さらに投手がボールをリリースした直後の球速・回転速度・回転軸が分かれば、その後のボールの軌道を精度よく再現できることも分かった。時速151kmで1分間に1,100回転するツーシームとフォーシーム(1回転中に縫い目が4見える回転のボール)を比較すると、同じ球速・回転数であっても縫い目の違いだけで打者の手元での落差が19cmも違うことが明らかになった。 今回のようなスパコンに

    フォークボールの落ちる謎、東京工業大学などがスパコンで解明
    frothmouth
    frothmouth 2021/04/02
    “ツーシーム(1回転中に縫い目が2本しか見えない)回転のボールでは、縫い目のある範囲の角度において下向きの力「負のマグヌス効果」が発生し、低速回転のツーシームであるフォークボールを落下させる大きな要因と
  • 目に入れるだけで立体像が見える!AR表示コンタクトレンズの開発に成功 東京農工大学

    目に入れるだけで立体像が見える!AR表示コンタクトレンズの開発に成功 東京農工大学 大学ジャーナルオンライン編集部 東京農工大学の研究グループは、目の中にコンタクトレンズを入れるだけでAR(拡張現実)表示が可能となる革新的な「ホログラフィック・コンタクトレンズディスプレイ」の開発に成功した。 ホログラフィーは、物体から発せられる光の波面を発生することで、立体表示を行う技術である。ホログラフィック・コンタクトレンズディスプレイは、目から離れた位置にある物体からの波面をコンタクトレンズ内の表示デバイスで発生する仕組みで、物体からの波面を再現するため、目は実物に対するのと同じように立体像に対して自然にピント合わせができる。 コンタクトレンズの厚さは一般に0.1mm程度と薄く、これに内蔵できる構造の実現も課題とされたが、光の波面を制御する位相型空間光変調器をレーザー照明するバックライトの厚さを、ホ

    目に入れるだけで立体像が見える!AR表示コンタクトレンズの開発に成功 東京農工大学
    frothmouth
    frothmouth 2021/04/02
    “原理確認実験では、実際の風景にホログラム技術で発生した画像を重ねてAR表示することに成功。従来のようにヘッドマウントディスプレイや専用メガネを装着せずとも、目の中にコンタクトレンズを入れるだけで現実世
  • 低炭素社会化に貢献、天然ガスを高効率に変換する触媒 北海道大学

    北海道大学触媒科学研究所の研究グループは、メタンを従来法より250℃以上低い650℃で水素と一酸化炭素に変換させる触媒を新たに開発した。 メタンから液体燃料や化成品を作るには、まず水素と一酸化炭素へ変換する必要がある。しかし、この変換には、現在の工業プロセスでは一般に900℃以上の高温で水蒸気と反応させなければならず、より低温で効率的な反応の開発が望まれていた。 研究では、水蒸気の代わりに空気中の酸素をメタンと反応させる方法を用い、新規に開発した触媒を使用することで、650℃でメタンを変換することに成功した。この新しい触媒は、ゼオライトと呼ばれる微細な穴が開いたケイ素とアルミニウムの結晶性酸化物に、主活性成分であるコバルトのナノ粒子を乗せ、そのコバルト粒子の表面に微量のロジウムを単原子レベルで分散させたもの。コバルトは比較的豊富で安価だが、酸化されやすいという欠点をもつため、貴金属である

    低炭素社会化に貢献、天然ガスを高効率に変換する触媒 北海道大学
  • 脳と脊髄を結ぶ運動の「神経地図」を新潟大学が発見、運動機能回復に重要な手がかり

    脳と脊髄を結ぶ運動の「神経地図」を新潟大学が発見、運動機能回復に重要な手がかり 大学ジャーナルオンライン編集部 新潟大学の上野将紀特任教授、シンシナティ小児病院の吉田富准教授らの研究グループは、脳と脊髄を結ぶ「皮質脊髄路」の中に多様な神経回路が存在することを発見し、それらが運動動作をコントロールする神経地図としての働きを示すことを明らかにした。 今回、研究グループは神経回路を解析する最新の技術を用いて、マウスの皮質脊髄路に存在する詳細な神経細胞の構成とその働きを探った。その結果、皮質脊髄路の中には、大脳皮質と脊髄にある多様な神経細胞種によって回路が作られていること、すなわち「神経地図」が内在していることを見いだした。これらの回路は、複雑な動作を行う際に、それぞれが異なる運動機能の要素をコントロールしていることが分かった。 これにより皮質脊髄路は単一の神経回路ではなく、別々の働きを持つ多様な

    脳と脊髄を結ぶ運動の「神経地図」を新潟大学が発見、運動機能回復に重要な手がかり
  • 江戸時代の日記から、太陽の自転周期と雷発生の相関を発見 武蔵野美術大学など

    江戸時代の日記から、太陽の自転周期と雷発生の相関を発見 武蔵野美術大学など 大学ジャーナルオンライン編集部 武蔵野美術大学の宮原ひろ子准教授などの研究グループは、江戸時代の古典籍に含まれる日々の天気の記録などを調査し、太陽の27日の自転周期が過去300年にわたって日での雷の発生に影響を及ぼしてきたことを明らかにした。 太陽の活動の中で最も短い変動周期は、自転による27日周期だ。自転の影響で、地球に届く光の量や宇宙放射線の量が27日周期で変化する。このことに着目した研究グループは、日における気象、特に雷と、太陽活動との関連を調べた。 調査に用いたのは、『弘前藩庁日記』と『石川日記』の江戸時代の二つの文献。これらから雷の記録を抽出し、17世紀後半から19世紀中頃にかけての約200年分の弘前、八王子、江戸における雷の発生日を調べた。その結果、太陽活動が活発化していた年ほど、雷の発生に27日

    江戸時代の日記から、太陽の自転周期と雷発生の相関を発見 武蔵野美術大学など
  • 月の地下に大量の氷? 隕石から水が不可欠の鉱物モガナイトを検出

    東北大学学際科学フロンティア研究所の鹿山雅裕助教と神戸大学、京都大学、広島大学、海洋研究開発機構、高輝度光科学研究センターの共同研究チームは、月の隕石から水なしで生成できない鉱物のモガナイトを検出した。共同研究チームは超低温となる地表数メートル以下の地下で水が氷として埋蔵されている可能性が高いとみている。 鹿山助教らは北西アフリカなどで見つかった月の隕石13個をレーザー分析などで調べたところ、そのうちのNWA2727と呼ばれる1個からモガナイトを検出した。共同研究チームは水を豊富に含む天体がウサギに見える影模様がある月のプロセラルム盆地に衝突することで、水が供給されたとみている。 月の表面は日中100度を超す高温で水が蒸発するが、地下数メートルだと超低温になるため、氷が残るともいわれている。氷の埋蔵量は岩石1立方メートル当たり18.8リットルに達するとみられ、月の地下に大量の氷が存在する可

    月の地下に大量の氷? 隕石から水が不可欠の鉱物モガナイトを検出
  • 京都大学が有機太陽電池の究極構造を実現、電荷寿命1,000倍に

    京都大学の植村卓史准教授らの研究グループは、仏高等師範学校(ENS)の研究グループと協力し、周期性の細孔空間を構造内に有する多孔性物質を利用することで、これまで有機太陽電池の究極的な理想構造とされてきた、二種類の異なる分子が規則的かつ交互に配列した構造体を作り出すことに成功した。 研究グループは以前から、高分子を多孔性金属錯体(MOF)の細孔空間内に拘束することで、高分子鎖の配向方向や集積数を分子レベルで精密に制御できることを見いだしていた。 その知見を活かし、今回の研究ではドナー分子であるポリチオフェンを、アクセプター分子として知られる酸化チタンを含む MOF内で合成することで、ドナーとアクセプターが分子レベルで規則的かつ交互に配列した構造体を作り出すことに成功した。その結果、電流の担い手となる電荷の寿命は従来の約1000倍となり、非常に不安定な電荷を飛躍的に安定化させることに成功した。

    京都大学が有機太陽電池の究極構造を実現、電荷寿命1,000倍に
  • 京都大学がガスを吸って形状を記憶する柔らかい多孔質結晶の合成に成功

    京都大学の高等研究院物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)の北川進拠点長らの研究グループは、アイルランドおよび米国の研究グループと共同で、二酸化炭素や一酸化炭素を吸収して形を変え、さらにその形状を記憶する柔らかい多孔質結晶の開発に成功した。様々な気体(ガス)の効率的な貯蔵や分離を可能にする新素材につながる成果だ。 この多孔質結晶は有機分子と金属イオンが結合しジャングルジム状に組み上がったネットワーク構造を持ち、内部に無数のナノサイズの細孔がある。ガスを吸着する前はジャングルジムが歪み、細孔が閉じているが、二酸化炭素などのガス分子を吸収すると変形して細孔が開き、ガスを排出しても細孔は閉じない。すなわち、ジャングルジム結晶は一度ガスを吸うとその形状を記憶する。しかし、120度以上まで加熱すれば元の閉じた形状に戻せる。この性質を利用すれば、ガスを吸わせたいときには開けておき、吸わせたくないとき

    京都大学がガスを吸って形状を記憶する柔らかい多孔質結晶の合成に成功
  • 京都大学が開発した人工皮膚が製造承認、細胞治療と同等の効果

    京都大学の鈴木茂彦名誉教授らの研究グループは、従来の人工皮膚を改良した機能性人工皮膚を考案し、動物実験で有効性を確認した。細胞治療に匹敵する皮膚再生が可能になるという。 しかし、 この人工皮膚治療は感染に弱く、血行が不良な創面ではうまく皮膚が再生されないことがある。このため、近年増加している糖尿病性潰瘍や褥瘡などの難治性皮膚潰瘍には人工皮膚は効果が十分でなかった。また、患者の細胞を培養して人工皮膚に含ませる細胞治療では皮膚再生は促進されるが治療費が非常に高くなる。 そこで研究グループは従来の人工皮膚を改良し、難治性潰瘍治療薬として広く用いられている塩基性線維芽細胞増殖因子を吸着して、1週間以上かけてゆっくりと放出(徐放)する機能性人工皮膚を考案し動物実験で有効性を確認した。その後、京大病院臨床研究総合センター(iACT)の支援を受け、人工皮膚の製造はグンゼ株式会社が担当し、2010 年から

    京都大学が開発した人工皮膚が製造承認、細胞治療と同等の効果