東邦大学理学部 金岡晃講師は、株式会社富士通研究所及び国立大学法人東京大学の落合秀也講師らとともに開発を進めてきた、IDベースの暗号技術を応用したIoT機器向け軽量暗号通信技術の実証に、このほど成功しました。 大量の機器が相互接続されるIoT(Internet of Things)の環境では、お互いの認証や通信の暗号化が情報管理にとって重要な要素となりますが、従来のインターネット環境等で一般的に行われてきたTLS(Transport Layer Security)を用いた認証・暗号化通信は、IoT機器にとって処理負荷が大きいことが課題となってきました。 この課題を解決するべく、今回、機器間の相互認証を従来の約1/5の処理量で可能にする技術をTLSに適用するよう開発し、その技術をIEEE 1888を使った東大グリーンICTプロジェクトのエネルギー管理システムへ試験的に導入して、実システムに適
昆虫の色識別能力が植物の花色の進化に与える影響を、コンピューター・シミュレーションで調べた研究が、大学院理学研究科(生物学専攻)の香川幸太郎さん(現 博士(理学)) と 瀧本岳 博士(現 東京大学大学院准教授、2015年3月まで 東邦大学理学部に准教授として在職)によって行われました。その成果をまとめた論文が科学雑誌 The American Naturalist誌 に受理され、先月(2015年12月) 電子版が公開されました。 多くの植物が、繁殖に不可欠な花粉の運搬をマルハナバチなどの昆虫に依存しています。昆虫は蜜を得るために植物の花に訪れ、その際に昆虫の体に花粉が付くことで、花粉が運搬されます。ところが、植物の中には、蜜が入っていない空っぽの花を作り、昆虫をだまして利用する種も存在します。このような植物は「だまし送粉植物」と呼ばれています。 だまし送粉植物では、同種の中にいくつかのタイ
◆どのような成果を出したのか 哺乳類の体内時計を駆動する酵素CK2による時計タンパク質BMAL1の日周リン酸化活性の振動メカニズムを解明した。 ◆新規性(何が新しいのか) 哺乳類体内時計の中核を担う日周性酵素活性の振動メカニズムを解明した。 時計タンパク質CRYがタンパク質リン酸化抑制によって日周リン酸化振動を生むことを発見した。 生細胞におけるタンパク質機能の日周リズムをリアルタイムで捉えることに成功した。 ◆社会的意義/将来の展望 体内時計の機能不全は、様々な疾患(生活習慣病、癌等)の要因になる為、日周性酵素反応を標的とする新たなアプローチから医療に貢献することが期待できる。 全身の細胞で時を刻む体内時計は、さまざま生理機能が最適な時刻に働くベースとなる。現代社会のライフスタイルによる体内時計の乱れは、生活習慣病、癌等のさまざまな疾患の増加の一因となっている。体内時計は、いくつか
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