iPadの発表などもあって、日本でも電子書籍に関心が集まっている。iPadなどでは「EPUB」という電子書籍ファイルフォーマットを採用している。EPUBは、XHTML/XML+CSSをZIPで圧縮した形式で、Linuxでは「Sigil」などで作成できる。ここでは、SigilでEPUB形式のコンテンツを作成してみる。 Sigilは、GPLを採用した電子ブックエディタだ。Linuxだけでなく、Windows版やMac版もリリースされている。日本語への対応は行われていないが、Unicodeをサポートしているため日本語のコンテンツも作成できる。 Sigilは、SigilのWebサイト(http://code.google.com/p/sigil/)からダウンロードする。Linux用は、32bit用と64bit用に分かれているが、パッケージ形式にはなっていない。インストール用のファイル(ここではSi