子どもがけがをする事故が相次いでいる組み体操について、技によっては土台となる1段目の人に瞬間的に最大で、体重の4倍を超える力がかかることが専門家による実験でわかり、今後、実験結果を分析して、より安全な方法の提言につなげることにしています。 特に事故が多いと指摘されている「ピラミッド」と「タワー」と呼ばれる2種類の技について、全身にセンサーをつけた大学生が、10人1組となって組み体操を行い、力のかかり方などを調べました。 その結果、4段の「ピラミッド」の場合、1段目の人にかかる力は、完成した状態でおよそ180キロと、体重の3倍に及んでいたほか、上に乗っていた人が降りようとして1段目の人に足をかけた際は、瞬間的に体重の4倍を超える250キロに達していました。 この状態でバランスを崩すと、骨折などのけがに結びつくおそれがあるということで、研究グループでは今後、体の動きをコンピューターで詳しく解析
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