文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上) スポンサード リンク ・文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上) 上下の上巻部分をまず書評。 歴史から消滅した社会を比較研究することで、文明の崩壊の法則を論じた大作。 過去の文明崩壊に共通する、5つの要因として 環境破壊 気候変動 近隣の敵対集団 友好的な取引相手 環境問題への社会の適応 があると結論している。 共同体の発生→人口増加→食糧・エネルギー消費の増大→環境への負荷→食糧・エネルギー収量の低下→社会の混乱・破綻→崩壊・消滅というサイクルで文明は発生し、反映し、崩壊していく。5つの崩壊要因はこのプロセスの中に現れるが、最も重要なキーワードは環境である。 この上巻では、モンタナ州、イースター島、ビトケアン島とヘンダーソン島、アナサジ族、マヤ文明、バイキング、グリーンランドの繁栄と崩壊がケースとして詳細に分析されている。現代の例もあ