「ニーベルングの指環」は、作曲家リヒャルト・ワーグナーが、26年かけて完成させたオペラの超大作です。 ラインの川底の黄金を鍛えて指環を作ると、全世界の富を集める魔力が得られます。しかし指環を持つものは愛を諦めなければならず、かつ死の呪いがかけられています。 「指環」とはつまり通貨発行権です。紙幣が流通する近代資本主義社会への批判としてかなり良いポイントをついていますので、重要な後継作品を多く生み出し、大きな文芸の流れとなっています。 「通貨発行」は今後の社会でも確実に最大の課題になります。 軽くでも概略を押さえておいていただければと思います。 「ニーベルングの指環」解説【ワーグナー】:1876年 https://note.com/fufufufujitani/n/n3f3316538006 「闇の奥」解説【コンラッド】:1902年 https://note.com/fufufufujita