「葛城事件」も新たな“後味悪い映画”として刻まれるか?(C)2016「葛城事件」製作委員会[映画.com ニュース] 劇団「THE SHAMPOO HAT」を率いる赤堀雅秋が、「その夜の侍」(2012)に続き自身が手がけた舞台を映画化した「葛城事件」の上映会(5月29日開催)参加者計221人を対象に、「今まで見た中で1番後味の悪かった映画」を聞くアンケート調査が行われた。 「葛城事件」(6月18日公開)は、次男が無差別殺傷事件を起こし、ある家族が崩壊に至るまでをたどっていく。赤堀監督らしい人間の闇を鋭くえぐるストーリーや、強権的な父親を怪演した三浦友和ほかキャスト陣のなりきりぶりが話題だ。配給元によれば、アンケートは鑑賞後に行われ、多くの参加者が本作の“後味の悪さ”に言及したという。 そんななか、「葛城事件」を除く作品群の中で“最も後味の悪い映画”に輝いたのは、ダークな作品作りに定評のある