平成2年にスーパーファミコンが発売され、その後ハードの進化とともに、テレビゲームは文化、産業としても飛躍的な発展を遂げました。今回は平成時代の約30年間を振り返って、私がいちゲームファンとして、またゲーム関連の物書きとして、衝撃を受けたゲーム界の10大ニュースをピックアップしてお送りします。これはあくまで個人的なランキング。みなさんはどんなニュースが記憶に強く刻まれていますか? リオ五輪の閉会式で行われた、東京五輪への引き継ぎセレモニー。そこで安倍晋三首相がマリオの帽子をかぶって土管から登場し、国内外で大きな話題となりました。 考えてもみれば一国の首相がゲームから生まれたキャラのコスプレをして世界に挨拶したわけで、この約30年でゲームが築いた地位を示す象徴的なシーンではなかったでしょうか。ゲームファンとしては嬉しかったのと同時に、ちょっと気恥ずかしくもありました(笑)。 HAL研究所を経て
特殊清掃、略して“特掃"――。遺体発見が遅れたせいで腐敗が進んでダメージを受けた部屋や、殺人事件や死亡事故、あるいは自殺などが発生した凄惨な現場の原状回復を手がける業務全般のことをいう。そして、この特殊清掃のほとんどを占めるのは孤独死だ。 拙著『超孤独死社会 特殊清掃の現場をたどる』では数々の孤独死事例を取材しているが、孤独死の8割を占めているセルフネグレクト(自己放任)は、個人の問題で片付けられない社会的な課題が背景にあることを明らかにしている。 突然の解雇や不安定雇用などによる失職、あるいは職場などにおける人間関係のトラブル、肉親の死別、病気や借金、またはそれに伴う離婚などによって、社会からこぼれ落ちてしまう人たちだ。 新聞配達員が見た孤独死 とくに現役世代は、見守りの対象として可視化されている高齢者などと異なり、福祉のセーフティーネットにかからないことが多く、深刻な社会的孤立を引き起
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