文科省が発表した調査によると、令和元年度(2019)の学校における体罰発生件数は日本全国で435校と減少傾向が著しい。 このように日本でも体罰禁止への意識は高まっているが、日本は海外に比べるとまだまだ体罰禁止に対する「法整備」が遅れていると言われている。 では、海外移住や子供の留学を考えている親御さんは、子供が海外の学校に行けば日本よりも体罰への不安は軽減されるのだろうか? 答えは「否」である。 確かに多くの先進国では体罰は禁止されている。特にヨーロッパでは結構厳しいようだ。 しかし、それは主に「家庭内」でのこと。学校では学校におけるルールがあるため、必ずしも自分の子供が教師から体罰を受けないという保障はないのが現状だ。 そこで今回は、学校での体罰事情について、イギリス、アメリカ、オーストラリアにおける概要をお伝えする。 今後、主に小学生~中学生の期間に海外留学を目指しているお子さんを持つ