電通は7月1日、デジタルマーケティング専門会社を設立する。コンサルティング会社などとの熾烈な競争をどう戦うのか。そこから垣間見えるデジタルの未来を徹底取材した。 電通が、デジタルマーケティングの支援に本腰を入れようと動き出す。同社は7月1日に新会社電通デジタルを発足させる。電通社内のデジタルマーケティングセンターに、CRM(顧客関係管理)領域に強みを持つ電通イーマーケティングワン、運用型広告の専門会社ネクステッジ電通という2つの子会社を統合する形で設立する(下図)。電通デジタルは主にコンサルティングの手数料で稼ぐことを目指す。これまでの広告の「枠売り」という事業モデルから大幅な転換となる。 新会社の核となる電通のデジタルマーケティングセンターは、電通社内に点在していたデジタルマーケティング関連部門を統合して、1月に作られたばかり。さらに複数の会社や部門を統合するため、電通デジタルの社員数は
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