ブックマーク / geopoli.exblog.jp (6)

  • 地政学が無視される3つの理由 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はまたしても朝から快晴。さすがに朝の冷え込みは厳しくなってきました。 さて、私は「地政学」(geopolitics)という学問を長年粛々と研究しているわけですが、その経験からつくづく感じるのは「国際政治の分析では【地理】の要素が軽視されている」ということです。 地理(geography)というのは、人間の生活のすべての分野において関わってくる必要不可欠な要素であり、これが国家や国際政治のレベルになると、さらにその重要性が増してくることはブログをお読みの皆さんならば簡単にご理解いただけると思います。 ですが、なぜかメディアや専門家の分析でも、この要素を意識したものをあまり見かけません。ではなぜこのように「地理」が軽視されるのでしょうか? 私は、大きくわければ三つの理由があると考えております。 ▼理由その1:ドイツ地政学のイメージの悪さ これはなんと言ってもナチス・ドイツと、そ

    地政学が無視される3つの理由 | 地政学を英国で学んだ
    fugufugu
    fugufugu 2013/11/22
  • 「人文学の危機」などありえない | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は曇っておりますが、それでも暑さは変わりません。 さて、またしても文化面で興味深い記事がありましたのでその要約を。人文学に関するものです。 === 人文学の危機?ほとんどの大学ではそうでもない by スコット・サウル ●最近の二つの調査報告によれば、アメリカの大学での人文学(humanities)の減少は危機的なレベルまで達しているという。 ●たしかに1960年代後半を基準にして考えると、その減少してきた流れには驚かされるものがある。英語や哲学を専攻にしてきた学生の数は1970年から現在までに半分になっているという。 ●とくに四年制の学生(学士)たちはあまりにも混乱しており、ガジェット関連の毎月の支払いにおびえているために文学のようなものには興味を持たないというのだ。 ●人文学系の教師たちも最新の学問を追いかけるために学問分野の減少に一役買うような役割を果たしているとされてお

    「人文学の危機」などありえない | 地政学を英国で学んだ
    fugufugu
    fugufugu 2013/07/14
  • ヨーロッパで高まる戦争の予感?その2 | 地政学を英国で学んだ

    今日のイギリス南部は朝まで雨が降り続いておりましたが、昼近くになってから少し晴れ間が。相変わらず寒いですが。 さて、昨日の記事の要約のつづきです。ここ数日のキプロスの話とからめると、この辺りの話は興味深いところですね。 ====== ●ここ数年の間に、メルケルが楽しんでいたフランスの右派のニコラス・サルコジとの親密な関係は、莫大な公共事業に投資のによる経済復活を公約して政権についた社会主義者のフランソワ・オランドの登場によって消滅した。したがって、独仏間にはイデオロギー面での深い対立があるといえる。 ●ナチスの制服を着ているアンゲラ・メルケル首相の人形が燃やされるギリシャの苦悩はよく報じられているが、ポルトガルも同じく厳しい状況にある。2011年の780億ユーロの救済措置の後にポルトガル国民は国からの福祉援助資金をカットされ税金が上がっており、いくつかの祝日がなくなったほどだ。 ●スペイン

    ヨーロッパで高まる戦争の予感?その2 | 地政学を英国で学んだ
    fugufugu
    fugufugu 2013/03/19
  • 低所得層の子供たちはゲームやり過ぎ? | 地政学を英国で学んだ

    今朝の横浜北部は晴れておりますが、かなり気温が低めです。 さて、ちょっと古いですが、テクノロジーに関する記事の要約です。 簡単にいえば、貧乏な家庭の子のほうがゲームやネットにハマりすぎる傾向があるということですが、結局のところは家庭における子供の「コントロール」の問題にすべてが集中してくると言えそうな。 === デジタル時代のアメリカの「無駄時間の差」 by マット・リクテル ●「デジタル・デバイド」といえば、1990年代に流行した「テクノロジーを持つ者」と「持たざる者」を表した概念だ。 ●このおかげでアメリカでは「すべての階層の人々に最新コンピューターを!」という運動が進められることになり、とくに低所得層の家族には格別の配慮がなされた。 ●この運動は実際に効果あったのだが、それには意図せぬ副作用があり、これは政治問題にまで発展している。 ●みんなが最新テクノロジーを手に入れはじめると、驚

    低所得層の子供たちはゲームやり過ぎ? | 地政学を英国で学んだ
    fugufugu
    fugufugu 2013/01/03
  • 理性は感情の奴隷である。 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は快晴でした。しかし気温はやや低めですね。 さて、一昨日に引き続き面白そうなの紹介を。 人間の「理性」についての説明です。これは面白そう。 ===== なぜみんな仲良くなれないのか? The Righteous Mind:Why people are Divide by Politics and Religion by Jonathan Haidt ●あなたがリベラル派だとしよう。 ●あなたは知性が高く情報をよく知っており、保守派のことを心の狭い人だと考えている。そしてあなたはなぜアメリカの労働者階級が共和党に投票するのか理解できないのであり、おそらく彼らは騙されているのだと考える。 ●ところがあなたは間違っている! ●この警告はヴァージニア大学の社会心理学者である著者によって発せられたものだ。彼自身は2009年まで、自分のことを「ややリベラルな人間だ」と考えていたという。

    理性は感情の奴隷である。 | 地政学を英国で学んだ
    fugufugu
    fugufugu 2012/04/09
  • 創造性を上げるには「孤独」になれ | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から雨です。しかもけっこう土砂降り。私も体調がすぐれないので家でゆっくりしております。 さて、地政学や戦略とは全く関係ないかもしれませんが、みなさんの職場の環境づくりにヒントになるような論考がありましたのでそのご紹介を。 ちなみに私のような個人業者(?)にとっては非常によくわかる話です。 ==== 「新グループシンク」の台頭 By スーザン・ケイン ●「孤独」というのは時代遅れである。 ●アメリカでは「新グループシンク」(New Group Think)というべきものが大流行中である。これは「グループや集団でどんどん働きましょう」という考え方だ。 ●この典型的なのが、「オフィスの壁を取り払って、アイディアを交換しながら、創造的に働く」という最近の職場環境の風潮だ。 ●ところがこのような風潮には大きな問題がある。なぜなら最近の心理学の調査研究では、人間というのはプライバシー

    創造性を上げるには「孤独」になれ | 地政学を英国で学んだ
    fugufugu
    fugufugu 2012/02/08
  • 1